2021年2月が終了しました。
日経平均は約30年ぶりに3万円台に上昇するなど、株価は大賑わいです。
拝見しているニュースでは「バブルだ!バブルだ!」と主張するものもあれば、「これはまだバブルとは言えない」と主張するコラムもある。
どっちやねん!
判断に迷います。ここは自分が投資する目的を改めて見直す必要があります。
それでは、投資歴2年目の2021年2月の金融資産、3月の方針を公開します。
contents
金融資産公開~2021年1月末時点の資産状況~
まずは2021年1月末時点の金融資産を公開します。こんな感じになりました。
資産合計:¥4,780,7458円
内訳
・保有資産評価額:¥4,562,687円(+644,559円)
・預り金:円貨216,384円 、 外貨13.02$
各銘柄の評価額
銘柄 | 株数 | 評価額 | 損益 |
---|---|---|---|
VYM | 111株 | ¥1,125,766円 | +119,936円 |
HDV | 131株 | ¥1,250,552円 | +89,368円 |
SPYD | 429株 | ¥1,683,672円 | +348,499円 |
ARCC | 6株 | ¥11,722円 | +747円 |
つみたてNISA(2年目)
銘柄 | 評価額 | 損益 | リターン |
---|---|---|---|
楽天VT | ¥490,974円 | +86,009 | +1.21% |
2021年2月のまとめ
2月は米国株の株価が好調、日経3万円台にまで上昇し、何もしていないのにただ評価額だけが高くなっていく状態でした。
正直、米国株ETFについてはインカム狙いの為、どうせ売却しないのだからさほど恩恵に与るわけではありません。
とにかく配当金をきっちり出してもらえればそれでいいです。
ただ、この上昇相場に惑わされ、本来インカム狙いのはずがキャピタルに手を出してしまいました。
「あの時買っていれば、○○万円利益が出ていたはずだ…」
そんな気持ちにさせられます。ナスダック銘柄に投資するETF「QQQ」なんかがそうでしょう。
高配当ETFにこだわりすぎたために、大きく利益を得る機会を逸してしまいました。そして結果的に自分の方針を無視した行動に出たわけです。
「NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信(1545)」という銘柄があります。酷く大雑把にいうならば、QQQと似たようなものです。
この上昇相場に乗り遅れてしまった!今からでも稼ぐぞ!
そう安易に考えてしまい、銘柄購入に走ったのが2月12日(金)のこと。そして投資家の方々も知っての通り、月末にかけて一時大幅に値下がりしました。
「ヤバい!やっぱり売るぞ!」
結果的に自分がやっていないことに急に手を出したがためか、狼狽売りに走ったわけです。
損益でいうならば、判断が早かった(ビビりだった?)ためか、-100円で済みました。少額ですが、これだけで済んだのは結果論。
欲に駆られて自分の投資方針を無視してしまった。やめとこうと考えていた短期売買に走ったことが損失を出し、狼狽売りを行ってしまった要因だと思います。
自分が何のために投資をしているのか、そのための手段は合っているか。改めて投資の軸を見直す必要があります。
ところで、世の中にはベア型ファンドなるものが存在します。今がバブル相場だというならば、いつまでも続くはずがありません。
暴落に備えて、今のうちに少し仕込んでおくのも一興かもしれませんね。(やめるはずの短期売買にこりていない)
*ブルベアファンドとは
ブル型ファンド:相場が上昇したときに利益が出るように設計されたファンド
ベア型ファンド:相場が下落したときに利益が出るように設計されたファンド
また新たに「エイリスキャピタル(ARCC)」の購入を始めました。金融危機に弱いハイリスクハイリターンの銘柄です。
元酒屋の収入状況だと、ハイリスク商品にも手を出さざるを得ません。とはいえ、それでもバブル相場の今、いつ暴落するか分かりません。
とりあえず1万円分だけ購入することにしました。今後どうするかは要検討ですね。
過去を振り返ろう~1年前の自分はどうだったかな~
いろんな媒体で、個人投資家の方々の助言を参考にしています。その中に、こんな助言があります。
「必ず、株式の売買記録を取ること」
その時、何の銘柄を売買したのか。売買した理由は何か。結果的にどうなったか。
逐一、記録を取り見返すことで、投資家として自分の成長につながるということです。
元酒屋の場合は「資産運用ノート」という物を作っています。そこには単に売買記録だけでなく、資産運用に関わることは全て記録するようにしています。
さて、何度も言ってしまいますが、投資家デビューしてから2年目になります。ルーキーだった頃と比べて、はたして自分は成長しているのでしょうか?
ここは一つ、昨年の2月には何を記録していたか、全て見直すことにしましょう。
資産運用ノート、もうじき2冊目が終わります
回想1「2020年2月17日(月)」
新たに書籍を参考にし、短期売買を始める。
日足、週足のボリジャーが-2αであること。RCIが-100であること(日足、週足)を条件に、売買を行う。
RCIは、短期、長期ともに-100で、短期が長期をつきあげようとしているタイミングで買い。
「高橋カーテンウォール」で試してみる。
ただ、短が長をつきあげる前に買ってしまったため、株価が購入価格より下がる可能性あり。
「待つも相場」という格言を理解し、もっとメンタルを整える必要がある。
(2/17)
2020年2月17日の記録
回想2「2020年2月29日(土)」
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、株価が暴落している。
先日キャピタル目的で買った「高橋カーテンウォール」はみごとに株価値下がりし、失敗。
他、インカムねらいの4つの銘柄も、値下がりしている。はっきりしているのは、短期売買は私には無理ということ。
これ以上短期売買には手を出さないようにする。
長期保有として残った4つの銘柄は、多くの含み損をかかえているが、このまま保有することにする。
現在、アメリカ株ETFにも興味を持ち始めている。
先月から「SPYD」を保有しているが、セクターバランスをとるため、「HDV」という高配当ETFも新たに保有しようと思う。
保有比率はSPYD:HDV=1:1で保有する。
ただし、株価がどうなるか分からないため、現在楽天証券に入金中の資金だけで購入し、新たな資金投入は行わないものとする。
新型コロナウイルスにより、どこもかしこも大騒ぎになっている。
マスクをつけるようにと言われても、どこにも売っていないのだからどうすることもできない。
とにかく、手洗い、うがいをこまめにするなどして、できる範囲のことをやるしかない。
健康第一で生活するよう心掛けよう。
(2/29)
2020年2月29日の記録
過去を振り返って~自分の投資方針が定まらなかった日々~
この時の元酒屋は資産運用を始めて間もないころでした。
元々は自分の転職先の給料の安さに不安を覚え、何か稼ぐ手段を手に入れようと資産運用を始めてみました。手にした書籍は次の2冊です。
・人生100年時代!一番やさしい失敗しない投資入門
・資産をガッチリ増やす!超かんたん「スマホ」株式投資術
初めて読んだ資産運用本
内容としてはチャートの読み方や値動きの法則など、いろんな指標の読み方が説明されています。
1週間~2週間で売買するスイングトレードの手法を推奨し、そのやり方を説明しています。
確か、手軽にできるという謳い文句に興味を持ち、購入しました。もちろん、読むだけでなく、実際に取引をしたわけです。
1年前の資産運用ノートに書いてある通り、自分に短期売買で稼ぐのは無理と判断しました。
それなりに損失は出しました。それでも、実際にお金を出して実行することで分かった世界もありました。
何のために資産運用を行うのか目的をはっきりさせる。目的にあった手段を取っているか。自分の投資方針を固めるための重要な時期だったと思います。
ちなみに、上記2冊は自分には不必要と判断し、メルカリ行きになりました。
SPYDもこの時に購入し始めたものですね。この時点では、米国高配当ETFという物をよく理解していませんでした。
「高配当」
この言葉につられてSPYDを購入したにすぎません。
結果的にはSPYDの購入は正解でした。日々のキャッシュフローを増やしたい。その目的に合った銘柄でした。
今ではVYM、HDV、SPYDそれぞれの特性を理解し、購入しています。
現在の投資方針は、つみたてNISAで老後の資金を貯める。さらに余裕資金があれば、米国高配当ETF3銘柄を購入し、キャッシュフローを増やす。
1年前の自分と比べると、投資方針がハッキリしています。投資家として少しは成長したのかなと思います。
資産運用ノートにはダイヤモンドザイ、日経マネーはじめ、株式投資雑誌のアナリスト記事も記録として残してあります。
この時点では、「感染症の影響は短期的」という見方が強かったようです。
結果的に、読みを完全に外してしまったようですね。
2020年ダイヤモンドザイでの予想①
2020年ダイヤモンドザイ予想②
3月の資産運用方針
現在、iDeCoの加入を検討しています。
現在はどこも株高の状況が続いています。本来、米国高配当ETFを購入したいのですが、現在の株価と利回りを考えると手を出しにくいものです。
かといって、使う予定のない資金をただ置いておくのももったいない。そこでiDeCoを始め、さらに老後資金を貯めようというわけです。
ひとまず、VYMら高配当ETF3銘柄の購入は控えます。行うとしたら、HDVとARCCを1万円分購入するぐらいです。
昨年3月のコロナショックによって、HDVはそれなりに暴落耐性があることが分かりました。
HDVならば、高値掴みをしても株価回復がVYM並みに早く、含み損も解消されることでしょう。
投資比率もSPYDが一番高い状況になっています。投資比率も解消していく必要があります。
配当金については、これまでは再投資に回していました。今後は、日々の生活の足しとして使ってしまおうかなとも考えています。
iDeCoを本格的に始めれば、個別銘柄に回す資金はさらに少なくなるでしょう。ましてや、今がバブルだというならば、いつかもう一度暴落が起こるはずです。
高配当ETF3銘柄購入はその時にすればいい。
iDeCoについてですが、勤務先に問い合わせたところ、企業型確定拠出年金の制度があるとのこと。併用が出来るかどうかは調べてもらっています。
元酒屋の給料と生活水準を考えれば、両方加入することは出来ません。
それぞれの制度のメリット・デメリット、扱っている金融商品を比較し、どちらに加入するか検討しようと思います。
日本ブログ村に参加しています。
よろしければ、ポチっとクリックをお願いします。↓
関連記事です。
自分の投資方針を再確認するため、過去を振り返る重要性を感じました。自分の投資の軸がぶれないように気を付けなければいけませんね。
投資家デビュー2年目、2021年1月金融資産公開! 投資家生活2年目のアラサー男、2020年金融資産大公開! 10月の運用状況発表 お金に困らない生活のために