【改訂版】リスクを取り過ぎてしまったよ! 私が高配当ETF『SDIV』への投資をやめ、売却した理由とは?

SDIVの株価推移

   

 2022年第3四半期も残り約1ヶ月となりました。この第3四半期の始めに一部の高配当株投資のポートフォリオを変更することにしました。

 まずは先日も紹介しましたが、配当成長ETFである『DGRW』への投資を開始しました。こちらは少しは堅実な資産運用を心掛けようと思い、投資を開始しました。詳しくは先日紹介したブログ記事をご参照ください。

 そしてもう一つの変更として、高配当株ETFであるSDIV』を全て売却しました。今回は改めてSDIVがどのようなETFか紹介するとともに、元酒屋がこのETFへの投資をやめた理由について話していこうと思います。

 どうぞ最後までよろしくお願いします。

『SDIV』の基本情報

 まずはSDIVの基本情報と各項目のポイントについて押さえておきます。資産額や配当利回りついてはこの記事を執筆時点のものとなります。昨年紹介した記事と内容が重複する点もありますが、その時よりもう少し詳しい内容となっているはずです。

名称:グローバルX スーパーディビィデンド 世界株式ETF

運用会社:グローバルX

連動指数:ソラクティブ・グローバル・スーパーディビィデンド・インデックス

設定日:2011年

総資産額:約7.9憶ドル(約1,074億円)

組み入れ銘柄数:110銘柄

経費率:0.58%

直近1年間の配当利回り:13.05%

SDIVの株価推移
データ引用:Google Finance

   

 設定日以降における株価の推移を見てみます。

 2020年のコロナショックにおける大暴落が目立ちますが、全体でみるとコロナショック以前から株価は少しずつ下落している傾向にありました。設定時点では約24ドル、最高値を付けたのが2014年に26ドル。初めこそ20~25ドルの間を行ったり来たりですが、しだいに20ドルを下回っていきます。

 コロナショックによって1株当たり8ドルまで大暴落します。その後、株価回復にかなりの時間がかかります。持ち直したとしても2021年6月に14.7ドルまでと、ショック前の水準に到達することができません。そこから先はトントン拍子に株価が下落していきます。

   

 似たような傾向にあったのは『SPYD』ですね。

 こちらもコロナショックで大暴落しました。その後、VYMら高配当株ETF御三家では株価回復に最も時間がかかります。それでもショック前の水準に戻るどころか、そこから設定後の最高値を更新することになります。そのETFの力強さを感じることができます。

   

 暴落耐性がないことは多少は仕方がないかもしれません。

 ですが、SDIVの場合はもともと株価が下落傾向にありました。配当をもらい続けるにしても、株価含み損をひたすら抱え続ける可能性があるため、保有するには投資家に強靭なメンタルを求めらるETFになるのでしょう。

運用会社『グローバルX』とは?

 2008年に創業開始、ETFに特化した資産運用会社になります。現在の運用資産額は約366憶ドル(約4兆9776億円)になります。運用しているETFは全94本。そのうち日本で投資可能なETFは、日本支社が独自に運用しているETFを含め59本あります。

   

 グローバルX社が運用しているETFの方針は大きく次の3つにわかれています。

成長テーマ型

 世界経済の主要セグメントに破壊的創造を巻き起こすことが期待される力強い構造テーマを特定します。市場全体の成長を取り込むだけでなく、今後数十年を見据えてテクノロジー、人口動態等の構造変化、あるいはインフラの発展により利益を受け得る会社を対象とし、新しい経済トレンドへの投資を行います。

   

インカム型

 利回りを重視したカテゴリーです。様々な利回り資産に着目し、ポートフォリオ全体の利回りの向上を目指すことが特徴です。

  

コア型

 様々なファクター、バリュー、地域への投資を行います。例えば、ESGを重視して経営を行っている企業に着目する、など独自な視点での投資を行います。

   

 テーマ型への投資というのは、長期投資に向いていないといわれていますね。完全にダメではありませんが、利用価値は少ないとされています。

 ETFで収益を上げるには、まず庶民からお金を集める必要があります。そして庶民が知るようなテーマは、おおよそすでに皆が知っているテーマになります。そういうものは往々にして収益機会を逃しているものです。市場平均を超える利益をだすには難しいETFになります。

 もともとアクティブ投資のトータルリターンがインデックス投資に勝つことは少ないと言われていますしね。やるにしても、中短期的なタイミング投資になるでしょう。

   

 そして、インカム型ETF。グローバルX社に投資している方は、このインカム型に買い付けしている人がほとんどだと思います。その最たるものが”QYLD””XYLD”ですね。みんな大好きです。元酒屋も大好きです。

 カバード・コール戦略という投資初心者にはよくわからない手法で高利回りの配当金をだしています。

 ”自分自身で理解できないビジネスには投資しない”というのがウォーレンバフェットの投資方針の1つであるこは有名ですね。おそらくQYLDに投資している人の多くは、まず内容を理解しないまま配当利回りだけをみて投資しているのでしょう。元酒屋もそうです。

 最近では米国の小型株で構成される指数「Russell 2000」を対象としたカバード・コールETF『RYLD』が誕生しましたね。

高配当ETF『SDIV』とは?

 では続いてSDIVの中身について見てみます。正式名称は前述の通り「グローバルX スーパーディビィデンド 世界株式ETF」といいます。

  

 このETFが目指している特徴は次の3つになります。

 ポートフォリオ利回り向上のために、世界の配当利回り上位100銘柄に投資をします。そして毎月分配により、定期的な配当金の提供を目指します。世界中の株式に投資を行うことにより、地政学リスクや金利リスクの分散を目指します。

   

 具体的な銘柄の選定方法は次の通りです。

ステップ1

 世界の株式の中から次の条件を全て満たす銘柄を選定します。時価総額が5億ドル以上であること。新規銘柄の場合は配当利回りが6%超~20%未満、既存銘柄の場合は配当利回りが3%超。3ヶ月間の1日平均売買代金が100万ドル以上、配当見通しが安定的であること。

 他、クローズエンド型、BDC銘柄でないことなどが条件です。

   

ステップ2

 ステップ1の条件を満たした銘柄のうち、配当利回り上位100銘柄を抽出します。

   

ステップ3

 抽出した100銘柄を均等加重平均で投資します。

   

 銘柄選出方法のステップ1が少々複雑ですが、きちんと配当金を支払ってくれるであろう銘柄を選定していることはわかります。これだけを見れば、そこそこの人気が出そうなETFのように感じます。値上がり益は目指さず、完全に配当金全振り。高いキャッシュフローを目指すETFになりますね。

 ステップ1での”配当見通しが安定的”という項目は特に重要だと考えています。高利回りでも増配したり、減配だったりが頻繁に発生してしまうと、投資家心理としては安心してお金を置いておくことはできないでしょう。

 単純に配当金がほしい人にとっては選択肢になりうるETFかもしれません。

投資対象国と年間配当金の推移

 SDIVは世界分散型のETFになります。各国の高配当銘柄に分散することで、それぞれのカントリーリスクを分散させようという考え方になります。それでは、投資対象国はどうなっているのか確認してみます。

SDIVの投資対象国
引用:SDIV ファクトシート

   

 世界分散といいましたが、全体の25%は米国への投資。残りは新興国への投資になります。これは2022年6月30日時点のデータになります。ロシアが投資対象国としてまだ含まれていますね。これにかんしてはちょっと意外でした。

 それにしても、英国やオーストラリアはまあ大丈夫だとして、それ以外の投資国には少々心配になってしまいます。新興国は米国など金融先進国と比べれば法令が未発達、あるいは法令遵守が弱い傾向にあります。ちょっとこの投資対象国の状況は心配になってしまいます。

 先進国への投資と比べると、やはり各投資家に対し強いメンタルが要求される気がします。

   

SDIVの配当金推移
データ引用:インカム投資ポータル(SDIV)

 年間配当金の推移となります。

 見て分かる通り、2012年~2019年の配当金はだいたい横ばいの傾向にあります。問題は2020年になります。コロナショック後の配当金は約34%の減配。以後、まだ2年間のデータですが、配当金がコロナショック前の水準に回復していないことが気になります。

 株価だけでなく、肝心要の配当金の水準まで下がっているとなると、心配事も多くなってしまいます。枕を高くして眠るにはほど遠いETFという感じです。

 配当金がイマイチ安定しない点においては、SPYDに通じるところがあるかもしれません。

類似するETF『VXUS』、『FGD』との比較

 続いて、SDIVと似たようなETFである『VXUS』『FGD』との比較をしてみます。それぞれ米国以外へ投資するETFである点では同じです。それぞれの概要と合わせて、簡単に比較してみます。

VXUS

 正式名称は「バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF」でバンガード社が運用しているETFになります。

 アメリカ株式市場以外の世界の株式市場の約98%をカバーするインデックス(FTSE Global All Cap ex US Index)に連動することをめざしています。つまり、アメリカを除く世界の株式市場にまるごと投資できるETFということになります。組み入れ銘柄数は大型株から小型株まで、7843銘柄。

 2022年6月時点での投資対象国の割合は、日本14.7%、イギリス9.8%、中国9.8%のトップ3となっています。

   

FGD

 正式名称は「ファースト・トラスト・ダウ・ジョーンズ・グローバル・セレクト・ディヴィデンド・インデックス・ファンド」でファースト・トラスト社が運用しているETFになります。

 投資対象となるのは、先進国25ヶ国の高配当銘柄に投資しています。採用される銘柄は、先進国の5年以上の配当金の支払い実績がある銘柄から選定されています。2022年3月時点では97銘柄に投資しています。

 投資対象国の割合はカナダ14.78%、アメリカ13.45%、韓国11.78%のトップ3となっています。

   

SDIVVXUSFGD
株価9.15$51.9$21.57$
運用会社グローバルXバンガードファースト・トラスト
設定日2011年2011年2007年
総資産約7.9憶$約474憶$約5.6憶$
組み入れ銘柄数110銘柄7843銘柄97銘柄
経費率0.58%0.08%0.57%
直近1年間配当利回り13.05%3.83%5.51%
配当金支払い頻度毎月四半期ごと四半期ごと
コロナショック前株価15.2$50.25$21.89$
最大下落幅約48.3%約29.5%約38.9%

   

 さすがのバンガード社といえると思います。その人気の高さが伺えます。最大下落幅についてですが、これはコロナショック発生時における最高値からの下落幅になります。やはり、新興国への投資が中心となっているSDIVの下落幅がデカいことがわかります。

 VXUSですが、約29.5%の下落を受けたもののそこから先は株価は急回復しています。すぐにショック前を超える株価へと成長しています。FGDにしても、現在の株価はショック前と同等の水準です。この辺は先進国株式の力強さが伺えます。

   

 これらを見ると、新興国への投資というのは投資初心者には向かないのでしょう。目先の配当利回りだけを見るのではなく、その中身を見ることの重要性を実感できます。

 全世界型の高配当ETFで安定的に運用したいのであれば、先進国株だけがいいのかもしれません。もし人に勧めるとしたら、元酒屋であればFGDを紹介するでしょう。

   

『SDIV』のメリット・デメリット

 それでは元酒屋が考えるSDIVのメリット、デメリットを紹介します。売却したことからも分かるように、メリット以上にデメリットの方が大きいと思います。ただ投資を開始した当時は、調査が足りずデメリットの方まで目を向けていませんでした。

 言われるまでもないことかもしれませんが、少々お付き合いください。

投資のメリット3つ

 まずはメリットについてです。元酒屋はSDIVのメリットは次の3つだと考えています。

  • 常に高配当が期待できる
  • 株価が低く、購入しやすい
  • 配当金はほぼ毎月同じ金額で、予算が立てやすい

 まずは何と言っても高利回りであることでしょう。常に10%前後の配当利回りであることは、他の高配当ETFとの差別化が図れていると思います。利回りだけを見て投資を行うことはもちろん良いことではありません。それでも配当利回りの高さはかなりの魅力的な条件だと思います。

   

 そこに加えて、1ドルあたりの株価が9ドルと購入しやすさもメリットの1つです。

 後述しますが、株価が10ドル以下となるとそれはそれでデメリットもあります。本来、投資は余剰資金で行うものですが、その余剰資金をまるで捻出できないギリギリの生活を行わざるをえない人も世の中には存在します。そこで何とか作ったなけなしの投資資金を預けるにはいいETFかと思われます。

   

 最後に、配当金の支払い額がほぼ同じ金額であることです。

 これはある意味、配当金の水準が安定しているといえなくもないかもしれません。それは毎月の収入が読みやすく、生活費の予算が立てやすいメリットが生まれます。もっとも、これがメリットと考えているのは、完全に元酒屋の生活スタイルの問題ですけどね…

投資のデメリット2つ

 続いて、デメリットについてです。元酒屋はSDIVのデメリットは根本的に2つのことに集約できると思います。

  • 基本的に新興国株投資であり、ボラティリティが高すぎる
  • もともと株価が下落傾向であり、長期的には上場廃止のリスクあり

 まずはSDIVのボラティリティの高さについてです。

 このETFは全世界分散とうたっていますが、実際の中身はほぼ新興国株投資といっていい内容です。お気持ち程度に米国株が含まれている程度になります。

 もともと高配当株投資自体がアクティブ投資といっていい投資手法です。長期的なトータルリターンを得るためには購入タイミングが重要になってきます。そのうえで、新興国株は先進国株と比べて非常にボラティリティが高い傾向にあります。より一層のタイミング投資が重要となります。

 現在の不安定な世界経済の状況で、気づいてみれば株価が大きく変動している。何か経済ニュースがあるたびに株価が気になり、これではジックリと腰を据えて投資をすることができません。それこそ経験豊富、強靭なメンタルを持つ投資家である必要があるでしょう。

 何にせよ、新興国株投資は元酒屋のような投資初心者には向かないでしょう。

   

 続いて、上場廃止リスクについてです。

 すでに紹介しましたが、このSDIVは2011年に誕生したETFになります。最高値を付けたのは2014年の26ドル。その後は少しずつですが株価は下落傾向にありました。最高値更新をしたことがありません。純資産額もほぼ横ばいから下落傾向にあり、同じ全世界株ETFのVXUS、FGDと比べるともともと不人気なETFでした。

 そこに加えて、2020年のコロナショックです。

 大規模金融緩和の影響か、一時期は14ドルまで持ち直すことになります。しかし、現在の米国政策金利の利上げによって、株価は再び下落しました。現在は10ドルを超えるか超えないかのせめぎあい。これは底値を読んで購入するか、さっさと売却するか投資家同士の読みあいと考えています。

 どのみち10ドル以下の銘柄となると、そこまでくればボロ株も同然の銘柄です。そのうえで利回りが高い銘柄。これはいわゆる高配当の罠銘柄に分類されてもいいと思います。

 ”高配当の罠”とは、配当利回りが高いが、将来的に減配や株価の下落リスクの高い銘柄なんかをいいますね。このSDIVもこの罠銘柄といえるでしょう。それは株価下落の話は通り過ぎて、上場廃止リスクの話になっています。

 とにかく、配当利回りにつられて購入するようなETFではありませんでした。

   

『SDIV』へ投資した理由と、売却した理由

 では根本的に、元酒屋はなぜSDIVへの投資を始めたのでしょうか?

 それは当時の高配当株投資のポートフォリオが米国株に集中していたからです。米国集中投資ではなく、国際分散をすることでリスク分散を図ろうと考えました。全世界株型の高配当ETFはないものかと探し、SDIVへとたどり着きました。

   

 投資を始めたのは2021年3月のころです。この時のポートフォリオはVYM、HDV、SPYDの高配当株3ETFが主力のポートフォリオになっていました。資産運用ノートの記録を見てみると、この時点ではVYMら3ETFは株価も回復し、利回り低下。ここから投資するには”うまみ”が少ないと記載されています。

 そこで他に安定した収入を求めて別のETFを探しました。他にも、資産運用ノートに記録されているSDIVの購入理由には次のことが記載されています。

  • 2011年から運用され、コロナショックにも生き残った。株価の戻りもそれなりに早く、世界分散型のETFである。
  • 値上がり益は望めないが、配当がそれなりに安定している。
  • グローバルXやこのETF自体の資産額が少ない。投資金額は100万円にとどめる。インカムねらいの投資のコアは、あくまでVYM、HDV、SPYDの3銘柄

 上2つは完全に間違っていますね。正しいのは資産額が少ないということのみ。

   

 では続いて、元酒屋はなぜSDIVへの投資をやめたのでしょうか?

 それは目先のキャッシュフローを求めるならば、米国への集中投資で十分と考えを改めたからです。国際分散から米国集中へ。投資の方針が真逆になっていますね。これはこれで、自分なりに投資経験を積み、何のために投資を行うか目的が明確になってきたからと捉えています。

    

 今の元酒屋の投資は、つみたてNISAで『楽天・全世界株式インデックスファンド』を運用しています。さらにもう少し余剰資金があるので、それを『eMAXIS Slim 全世界株式 オールカントリー』に投資しています。

 この2つのインデックス投資の目的は明確です。それは「老後資金を作ること」です。

 自分が60歳以降になることを見据えた20~30年越しの長期投資となります。となれば、どの国が最も大きなリターンを上げるのかなかなか読むことはできません。であれば、まるっと世界全体に投資できる投資信託にした方がいいという判断です。

   

 一方で、高配当株投資の目的は何なのか? それは「日々の生活費の足しにすること」です。

 将来よりも、目先の配当金がほしいのです。となれば、銘柄を世界全体に分散するよりも米国集中の方がいいのでしょう。何故ならば、米国は金融法規もキッチリ作られています。米国企業自体が株主還元の考えが強いからです。

 何より世界の株式市場において、ほぼ半分が米国になります。米国がアカン時は、世界全体がアカン事態になるでしょう。目先のお金が欲しいのならば、投資国を分散させることにメリットはほぼありません。

   

 もう少し細かい理由まで含めると、ポートフォリオがQYLD、XYLDが主力となり、堅実な運用がしたい。グローバルXのETFは、これらカバード・コールETFだけで十分といったこともあげられます。

   

 いずれにしても、この2022年第3四半期にSDIVを全て売却することにしました。損失は配当金を含めない状態で-20%となりました。

   

投資失敗の要因は何か?

 では最後にSDIVへの投資失敗の要因を探ってみます。元酒屋が考える投資失敗の要因は次の2つと思っています。

  • 高配当の罠”を意識することなく、利回りの高さにつられた
  • 類似するETFがないか調査が足りなかった

 まずは利回りの高さにつられたことについてです。

 これに関しては、投資開始の時点でまだ”高配当の罠”という言葉を知らなかった時になります。なぜ高い利回りになるのか、先進国株と新興国株の違いを調べることなく、投資を開始してしまいました。

 今後は罠銘柄をつかまない為にも、まずは銘柄の中身をきちんと確かめるようにします。

   

 そして、類似のETFの調査不足についてです。

 VXUS、FGDの存在を知ったのはそれこそ最近になってのことです。思えば、世界分散型のETFを探している時、とにかく利回りの高いものを中心に探っていた覚えがあります。これが良くありませんでした。

 商品比較の合い見積もりではありませんが、ETFについても比較することの重要性を実感しました。VYMらにしても、3ETFはどう違うのか比較したものです。今回は他に世界分散型のETFがないのか調査不足により、比較することをしなかったことが投資失敗の要因になりました。

   

 今後も個人投資家として生活していくことになります。その中で、結果的に投資に失敗することもでてくることでしょう。

 大切なのは、リカバリーが不可能なほどの損失を出さないこと。常に市場に残り続けること。

 そのためには自分の年齢、人生プラン、収入に合わせた適正なリスク管理が必要となります。どれもすぐにできるようなことではないと思います。

 何事も始めるときは小額から。損失が出たとしても、数ヶ月全力で働いてしまえばリカバリーできる。それぐらいのリスク管理ができるように投資家として研鑽していきます。特に今は世界経済が不安定な時期。投資家としての経験を積むにはある種の恵まれた機会かもしれません。

 直近の高配当株投資の目標は、40歳時点で会社給料と配当金合わせて手取り月20万の収入を得ること。適切なリスク管理を行いながら、目標達成に向けてがんばります。

 最後に、ここまでお話にお付き合いいただきありがとうございました。それではみなさんご機嫌よう、さようなら!

   

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