「高知のカツオはうめぇ~ぞぉ~!うめぇ~ぞぉ~!」
そうオトンにけしかけられ、5月の連休に高知へ行ってきました。初日はイマイチなカツオでしたが、この日に訪れた店はカツオ観が変わる魚でした。
また龍河洞では、太古の昔から受け継がれている大自然のギャラクシーを感じることができる冒険の旅を堪能することができました。
”るるぶ”を参考に即興で作った旅程でした。それでも、満足のいく旅になったと思います。
それだけに、初日の雨は実に残念。どうも5月連休の旅は全てが晴れになったことが一度もありません。来年こそは全てが晴れ、100%満足する旅になることを願っています。
それでは、2022年最初のツーリングレポート(高知編)その2を今更ながらお伝えします。これが最終章となります。
5月というだいぶ前の話ではありました。それでも、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
contents
日本三大鍾乳洞の1つ ”龍河洞”へ冒険の旅!
キラメッセ室戸で昼食を終え、再び高知タウンへ戻ります。国道55号線をひたすら戻ります。次の目的地は”龍河洞”です。
高知タウンへ戻る直前あたりで国道から道を逸れます。県道385号線を延々と上っていきます。ちょっとした山の方面への道のりを行きます。
いや… 丘の方面かな…?
さてはて、その目的地である”龍河洞”について、簡単に説明しておきましょう。
龍河洞とは国の史跡・天然記念物にも指定されている高知県を代表する観光施設になります。日本三大鍾乳洞の1つに数えられていますね。
2019年にリニューアルし、2021年には新コースも誕生しています。
リニューアル後は洞窟内を6つのエリアに区分けされました。
光や音楽を使った幻想的な演出。安全に探索ができるように手すりの増設の他、プロジェクションマッピングなどを利用した体験型の観光施設に生まれ変わりました。
ちなみに日本三大鍾乳洞の残りの2つは岩手県の”龍泉洞”、山口県の”秋芳洞”があります。
そんなこんなで向かっている最中にちょっとした事件が発生! 何と、バイクのガソリンがあと1メモリしかありません!ここは町中から外れた山の中。いや… 丘の中かな…? ガソリンスタンドなど、どこにもない!
でもまあ、愛車たるNC-700Xは燃費も抜群だし、帰りは下り道。何とかなるかな…?
ガソリンの残量を気にしつつも、山を登ります。いや…丘かな…?(3回目) そして、目的地である龍河洞へ到着しました。
ちょっと人が少なく、寂しいかも?
到着しました。龍河洞です。
駐車場は… まばらですね。人が全くいないわけではありませんが、混雑しているとは程遠い。ちょっとだけ寂しいかもしれません。
おっと… ライダー発見! 何と、大阪ナンバーではありませんか!
バイクを駐車したら、山の方面へ歩きます。
途中、閉鎖されただろう建物を発見しました。おそらく、バブル時代にはきっと流行ったのだろう施設かもしれません。見た感じ、今は閉鎖されているようです。
龍河洞の受付へ向かう道中の坂道には小さな土産屋が並んでいます。イメージとしては、香川県の金刀比羅宮へお参りする際の坂道沿いの商店街といった感じです。
すでに閉鎖されたのかどうかよくわからない店舗もあり、少々寂しい。観光客がもっといれば、活気があふれているかもしれません。
そんなことを見物しながら、登っていきます。
大自然のギャラクシーを感じる洞窟へ冒険の旅
入り口の受付に到着しました。簡単に説明を受けます。
龍河洞の洞窟探索には3つのコースがあるようです。”観光コース”、”冒険コース”、”西本洞コース”の3つになります。その内、冒険・西本洞コースは事前予約が必要なよう。今回は観光コースを楽しみます。
料金は高校生以上の大人1200円。思いのほか安いと感じます。
説明を聞いている限り、体格がデブ…ではなく、太い人…でもなく、ポッチャリ…ですらなく、ふくよかな人は洞窟探検はけっこう厳しいかもしれないということ。所々、道幅が狭いところもあるようです。
では、さっこく太古の昔から受け継がれてきた大自然のギャラクシーを感じる冒険の旅に出かけましょう。
むむっ! さっそく、道幅が狭くなっています。でも、これぐらいならば問題なし。リュックを背負ったまま歩き続けます。
内部は湿気が強く、風は当然ありません。5月上旬の時期だからまだましかもしれませんが、これが8月ぐらいともなればかなりの蒸し暑さを感じることでしょう。
整備された道を進んでいきます。足元が暗い場所もあり、進むのに少々難儀します。もし、今地震が発生しようものならば、この洞窟は瞬く間に崩れ落ちることでしょう。
間違いなく、助かることはありません。
薄暗い洞窟の中、1人で彷徨っている… ちょっとした恐怖を感じてしまいます。
ってなわけで、後方からの別の観光客グループを少し待ちます。合流することはなくとも、声が聞こえてくる範囲内で行動するように心掛けます。
何故ならば、1人じゃ怖いから!
後方グループとつかず離れず、この距離を保ったまま冒険を続けます。ところで、鍾乳洞についてちょっとした事前知識についてまとめてみます。まあ、最低限の豆知識といったところです。
石筍・・・石灰質を含んだ水滴が落下して、タケノコのように固まり積もった鍾乳石
石柱・・・天井から伸びた鍾乳石と石筍が合体して柱のようにつながったもの
石灰華・・・炭酸カルシウムが沈殿して出来る岩。温泉の湯の花もこの一種
洞窟内を探検しますが、ぶっちゃけどれがそうなのかわかりません。説明書きの看板があるから、「ふ~ん。これがそういうものなのか。」と、この程度の理解で終わってしまいます。
やはり娯楽1つ取っても、深く楽しむにはそれなりの知識が必要ということなのか。
入洞してそうそう、最初の観光ポイントとなるのは”石花殿(せっかでん)”です。
由来は小さい鍾乳石の集まりが花のように見えることから”石花殿”と呼ばれるそうです。石の花が色とりどりに咲き乱れる様子を設置された証明ランプで表現しています。
う~む… 進んでいるうちに、だんさんとざわざわしてきました。
太古の昔から受け継がれてきた無限のギャラクシーを感じています。これが”時代を生きる”ということなのか(意味不明)?!
途中、本当に狭い通路がありました。身長170cm以下、体重65㎏以下、体脂肪率22%以下を維持している元酒屋をもってしても、通行するのに難儀な場所。
知り合いに非常にデ… ふくよかな人がいます。その人にはとても通行できそうにありません。今年の団体旅行に高知を推薦しようかと思いましたが、やめとこうかな… 通るの無理そうだし…
最後の方では、プロジェクションマッピングによる幻想的な風景と、歴史の説明がされている場所に到達します。ちょうど時間が合わなかったようで、プロジェクションマッピングを見ることはできませんでした。
………
………
冒険が終わろうとしています。
太古の昔から受け継ぐ9つの偉大なる惑星パワーを統括するはるかなる銀河の源になる太陽系に君臨する無限のギャラクシーを感じる冒険の旅でした(意味不明)。
気のせいだろうか… 今、確かに時代を生き抜いている感覚が…
………
………
ただ今の時間は16:00過ぎあたり。ここから高知タウンへ戻るころにはいい感じの時間帯になります。ここからは食のメインイベントが待っています。
無限のギャラクシーを感じる冒険から、急に現実に戻ってしまい気落ちしてしまいます。
でも、それもこれも美味しい食事を食べてしまえば元気になることでしょう。昨日食べたカツオのたたきは正直イマイチでした。近所のスーパーの方が美味いと思うレベル。
今日出会うことになる食事は如何ほどののものなのか? この元酒屋の舌を満足させることができる店はあるのか、ないのか試してみましょう。
ギャラリー 「ざわざわする龍河洞の冒険の旅」
1人で進むには少々恐怖を感じる冒険が始まります。後方グループの声が聞こえるように、つかず離れずの距離を保ちながら進んでいきます。
洞窟内を流れ続ける高さ11mの神秘的な滝が広がっています。いくつかある滝の中でも、龍河洞では最大規模を持つ滝だそうです。
”裏見の滝”まで到着しました。水流を思わせる表面の造形が滝のように見える高さ6mの石柱が広がっています。裏側からも見られることから”裏見の滝”と名付けられたそうです。
”玉簾の滝”まできました。まだまだ”ざわざわ”する景色が広がっています。何だか、気持ち悪くなってきます。ちょっとしたホラー体験です。草間彌生を思わせる気持ち悪さです。早く、この洞窟から脱出したい…
ざわざわする冒険の旅が終わりつつあります。安堵の気持ちと、残念な気持ちが入り混じり、複雑な気分です。次回は”冒険コース”をぜひとも体験してみたいものです。
龍河洞の道中にあった難所”しんどい坂”です。その名の通り、登っていくのがしんどくなります。体温の上昇を感じ、洞窟内の湿気と入り混じって蒸し暑さを感じてきます。運動不足解消にいいかもしれませんね。
なんちゃって孤独のグルメ
時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たすとき、
つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。
誰にも邪魔されず、気をつかわずものを食べるという孤高の行為。
この行為こそが、現代人に平等に与えられた、最高の癒しと言えるのである。
~高知県高知市のカツオのたたきと龍馬バーガー~
さあ食べ歩きの時間、ところで”カツオ”とは何だ?
龍河洞を後にし、国道55号をひたすら走ります。高知タウンへと戻ってきました。この日宿泊する予定のホテルへと向かいます。
宿泊するホテルは初日と違ってバイクを停めるスペースがありません。ホテルとは少々離れたところに有料駐車場があるので、そこに停めるように案内されます。
普段ならば、大したことのない距離。でも、今日は大自然のギャラクシーを感じる冒険を行ってきた身です。
疲れる…
だが、あともう少しの辛抱です。早くチェックインして、一息つきたいところ。ちょっとだけ急ごうか。
………
………
………
チェックイン完了し、少しばかり休憩。ただ今の時間は18:00近く。ちょうどいい感じの時間帯です。食事に出かけるとしましょう。
街中を散策しています。さすがに元酒屋の居住地近辺よりは栄えていますね。
だが、路面電車が未だに現役で活躍しています。この辺はまだまだ田舎かな? こちらはきちんと電車が走っています。
散策しながら、土産屋を発見。ちょうどいい。家族へのお土産をここで用意しておきましょう。
さてはて、お土産の用意も出来ましたし、今夜の夕食です。
食べるものは当然決まっています。もちろん”カツオのたたき”です。
ところで、みなさんはカツオについてどこまで知っているでしょうか? 食べに行く前に、事前の予備知識としてカツオについておさらいしておきましょう。
1.カツオとはどんな魚?
太平洋の黒潮に乗って季節的に回遊する魚です。カツオ節となるのも体の4分の1をたんぱく質が占め、うま味成分のイノシン酸が多いから。
魚獲高は静岡県に譲っているものの、2015年のカツオの消費量は全国平均が1.45柵、高知県は7.14柵と堂々の1位となっています。
2.旬はいつ?
春~初夏の初ガツオはさっぱりとした味わい。秋の戻りガツオは餌をたっぷり食べて体も一回り大きくなり、脂も初ガツオの10倍ちかくのった濃厚な味に仕上がっています。
3.たたきのルーツは?
決定的なルーツと確定できる資料はなく、足摺岬(あしずりみさき)周辺で食べられていた「塩だたき」が始まりという説や、カツオ漁師のまかない料理が起源など諸説あります。
4.食べ方は?
香ばしさも味わえる「わら焼き」をして、氷水で締めずにぬくぬくの「焼き切り」で食べるのが主流。薬味はタレのほか塩やワサビなど、店によりさまざまです。
なるほど、なるほど。
”わら焼き”というのはイメージがわきませんね。香ばしさとのことですが、普段スーパーで買うカツオのたたきは特に香ばしさを感じることはありません。
昨日食べたたたきにしても、本場にしては特に違いなし。っていうか、スーパーの方が美味しいかも…
今日こそは、カツオのたたきの本場である高知の味を食べに行こうではありませんか! 果たして、この元酒屋の舌を満足させる料理に出会うことはできるのか?!
そんなことを考えていたら… 腹が… 減った…
よし、店を探そう!
ここは無難にるるぶから ”一八の食家”にGo!
まあ、店を探すといっても行き先は決まっているのですけどね。
昨日は失敗したのが正直なところ。そこで、ここは無難にるるぶに掲載されているお店からピックアップして食べに行くとします。
行き先は”一八の食家”。”食家”と書いて”めしや”と呼ぶそうです。なんでも、その日に釣れたカツオを調理してくれる店とのこと。
ベストの状態で味わうことができるように、身の締まりや脂ののりを見極め、切り方まで繊細に調整しているそうです。
これは期待できそうだ! さっそく、その店にレッツラゴーだ!
ってなわけで、お店に到着しました。
ちょうど開店直後のようです。店内にお客さんは誰もいません。元酒屋が一番乗りです。ちょうどいい。三密も避けることができるというもの。では、いざ入店!
これが本場のカツオのたたきだ!
店内はカウンター席、テーブル席が用意されています。
基本的には居酒屋のようですね。カウンター越しに高知の酒なのだろう、ボトルが並んでいます。どれを飲むべきか迷ってしまいます。
カツオのたたきを注文するのか確定として、他に何を注文するべきだろうか? 一応、もう1店舗は食べに行く予定です。次の店に備えて、少量にとどめておく必要があります。
しかし、どれもこれも食べたい気分。
いや、落ち着け! まだ勝負は始まったばかり!
俺の胃袋の声に耳を傾けるんだ!
俺は今、何を食べるべきか?
俺の胃袋は今、何を欲している?
よし、決めたぞ!
「すいません、これでお願いします!」
とりあえず、日本酒を注文。高地の酒といっても、種類は様々。どれを注文すればいいかわかりませんが、目についたものを頼むとします。
そして、日本酒とお通しが到着しました。
飲みやすい日本酒です。アルコールがキツく感じることもなく、かといってヤワすぎることもなく。冷酒で提供されました。
これからメインディッシュのカツオのたたきがきます。ここでグビグビ飲むわけにはいきません。
お通しを肴に、チビリチビリと日本酒を飲む俺。
しかし、このお通しシステムがどうにもこうにも馴染めない。何故、注文していない品を提供されて、それに課金されなければならないのか? うちのオトンもこれに関しては”おいおい…”といった反応です。
っと、心の中で思っておく。
これが各店舗のルールというか、商習慣だというのならそれに従うまで。「この店はダメだダメだ!」などと言ってしまいがちな山岡士郎的勘違い野郎とは違います。
郷に入っては郷に従え。提供してくれたものは、それはそれで美味しく食べます。うん、美味しい。
そして、メインディッシュが来ましたよ。カツオのたたきです。今回は2種類注文してみました。
では、いただきます!
………
………
………
まあ、何というか…
すごいっ!? あのっ、これ… おいしいよ!
ファ~っ、おいしい…! すごく… すごいよ、おいしい…! ファ~、あのっ… おいしいよ…!
何じゃこりゃ! これまでスーパーで食べていたカツオのたたきは一体何だったのか?! これまでのカツオ観が一気に変わっていくことを実感します。
スーパーカツオには存在しなかった味、香ばしい藁のような香りが口の中で広がっていきます。かといって、焦げ臭いわけでもない絶妙な焼き加減です。
カツオが全く生々しいと感じることがありません。
おおよそ、刺身系は食べ続けていると生々しさで口の中がもたれていくものです。美味い寿司屋はそうならないように刺身だけでなく、米にも工夫が入っていますね。口直しに生姜もありますし。
でも、この全く生々しくないカツオのたたき。けっこう量を食べることができてしまいます。もちろん、オチャケと一緒にという条件付きですが。
本当にジャパン酒と実に合います。もう、パクパクですわって感じです。パクパク食べてしまいます。
………
………
………
ふ~む… まだまだ腹に入りそうだぞ。もう少し注文してみたいところ。とはいえ、今夜の宴は始まったばかり。もう1店舗行きたい店があるので、腹に余裕を持たせる必要があります。
仕方がない。このへんでお店を出るとしましょう。
カツオ観を見事に変えてくれた一八の食家。敵ながら天晴れである。ここならば山岡士郎的な客は神様気質の勘違い野郎もしおらしくなってしまうことでしょう。
もっとも、元酒屋は井之頭五郎的なその場にある食を楽しむ方ですけどね。
腹ごなしにあらためて街中を散策してみます。そういえば、お土産を買ったものの、肝心要のカツオのたたきを買い忘れていました。
土産屋に行き、配送注文しに行くとしましょう。その間に少しばかり腹も落ち着いてくることだろう。
気づいてみたら、街中は仕事帰りなのだろうおじ様方、おば様方が練り歩いています。今日もお勤めお疲れ様です。仕事帰りの1杯ほど美味しいオチャケの飲み方はないことでしょう。
嘆かわしきは若者たちか。
最近の若者は、会社の飲み会を嫌う傾向にあるようです。会社の人間との付き合いは必要最低限に留めておく。後は自分の時間を大切にするとかしないとか。
それも1つの生き方なのかもしれません。
しかしだ、それでもオチャケの場があってこそ普段できない会話や、その人間の人柄がわかってくるというものです。
飲みにケーションをなくして、円滑な人間関係の構築などありえない! そりゃ、もちろん酒が苦手な人に無理矢理飲ませるようなことはしませんけどね。
要するに、仕事以外での会社の人間との付き合いも大切にしましょうねということです。
それが最近の若者にはどうやら理解できないようです。実に嘆かわしきことです。これで日本の未来はどうなってしまうことやら…
そんなことを考えていたら… 腹が… 減った…
よし、次の店に行こう!
オシャレなバーな”5019”で〆のラーメンを!
続いて行く店も決まっています。それもるるぶ情報からピックアップしてみました。
その名も”5019 PREMIUM FACTORY”。
”ごーいんぐ ぷれみあむ ふぁくとりー”と読むそうです。5019と書いて、ごーいんぐ。なかなか斬新な店名ですね。
るるぶ情報によると、メニューも斬新な2つの食事を提供しているとのこと。”龍馬バーガー”と”赤かつおラーメン”の2つになります。
龍馬バーガーは、特注のバンズにピーマンやナスなどの高知野菜がサンドされ、それらをギュッと潰して豪快に食べるのがこの店の流儀らしいです。
赤かつおラーメンは、鮮魚店手作りの赤かつおフレークをタップリのせたラーメンのようです。
ここでの目当ては赤かつおラーメンですね。魚介スープのラーメンは大好きです。昔ながらの鶏がらスープとは違い、脂がありつつもサッパリとした味わいがありますね。
るるぶ掲載の写真を見ても、そのサッパリ感が伝わってきます。
これは絶対美味い奴だ!
ワクワクが止まりません。これは絶対に美味しいに決まっています。元酒屋が好みのサッパリ系の魚介スープ。ここにご飯があるならば、もう言うことはありません。
心なしか、店へ行く足が速くなっています。
街中を見ても、飲兵衛達があちこちに登場しています。この店は”バー”とのこと。となると、飲兵衛達のたまり場になっているかもしれません。ひょっとしたら、入店できないかも…
急ごう。
店に到着すると、一見空いているように見えます。ところが、店内は実に繁盛気味。三密を避けようといわれている昨今、ひょっとしたら入店できないかも。
一抹の不安を抱えながらも、お店に行く元酒屋。
結果的には、無事に入店できました。1人だけだということ、ちょうど最奥の席が1つ空いていたことから、無事に入店できました。実にラッキー。よし、かつおラーメンを注文するぞ!
メニューにないぞ、かつおラーメン!
席に通してもらう元酒屋。
注文するのは”かつおラーメン”。でも、一応他にどんなものがあるのかメニューをチェックしておきます。目につくものがあれば、追加注文するのもいいでしょう。
………
………
………
あれ…? おかしいな… 楽しみにしていた赤かつおラーメンがメニューに載っていないぞ…
これは一体どういうことなのだろうか…? るるぶ情報には掲載してあるはずのラーメンがメニューにない。話が違うじゃないか。
いやいや… 本当に謎の事態に陥っています。ここで採るべき選択は1つ。
「分からなければ聞く」
当然のことですね。だが、それができない事情も発生しています。それは店が繁盛しているからです。
店員さんが入店客を捌いています。この状況で、「かつおラーメンはないんですか?」と聞くのは何だか憚れます。余計なことを聞いて、仕事の邪魔をしては悪いですね。
仕方がない。ここはメニューにあるもので我慢するとしましょう。
となると、注文するのは必然的に”龍馬バーガー”になってきます。写真からもボリューム満点、この店の看板メニューであろうことが伺えます。
飲み物は何にしようか?
日本酒はさっき飲んだしな。何より、バーガーに日本酒というのもイマイチ合わないだろう。もっというなら、今度はバーに相応しいオシャレな気分で飲めるオチャケ、すなわちサワー系の酒が飲みたい気分。
よし、あれにしよう。いざ、勝負の時。店員さん、注文します。
「すいません、これでお願いします!」
ボリューム満点の”龍馬バーガー”
注文の品を待っている間、少々店内を見渡します。
みなさんグループで美味しく飲んだり、食べたりしています。実に楽しそうです。こういう雰囲気は大好き。特にこの店は”バー”とのこと。和やかなのは良いことです。
これがホテルのバーだったり、路地裏にありそうなバーだったり。ダンディーな大人が通うような店だったら、少し事情は変わってくるかもしれませんけどね。
そういう所は静かな時間を楽しむのが大人の嗜みというもの… かもしれない。
などとくだらぬことを考えていたら、まずはオチャケの登場です。
ビッグサイズの梅酒の登場! しかも、これはただの梅酒ではない。二酸化炭素が混ざり合った梅酒、すなわち”梅酒ソーダ”のビッグサイズなのだ!
でかい! それ以外に説明不要!
現在(7月29日時点)では販売しているかわかりません。ただ、ツーリングに行った時にはビッグサイズのサワーが提供されていました。
飲み過ぎた日本酒の口直し、オシャレなバーではピッタリの飲み物でしょう。
まずは一口、こいつをクイッとやります。
キンキンッに冷えてやがる! そして、ソーダによって火照ったからだが冷やされていきます。口の中が”キュウッ~!”としてきます。心地よいアルコールです。
おっと、もう1品到着しました。
サイドメニューで注文したのは”ポテイトゥ”です! ポテトではありません。ポテイトゥです。そこにバーベキューケチャップソースも添えてあります。
梅酒ソーダと合わせて、ポテイトゥを食べる俺。まさにアメェリカァン!
天ぷらの揚げ具合も絶妙です。外側はサクサクッとして、中身はシットリむしゃむしゃ。こういうサイドメニューが美味しい店は、バーガーも美味しいと相場が決まっている!
こりゃあ期待できそうだぞ。
早く来い、早く来い。俺の胃袋は、バーガーを欲している。バーガーを思いっきりかぶり付きたいのだ。
そして、待ちに待った時がやってきた。この店で注文するメインディッシュの”龍馬バーガー”の登場です。
隣のビッグサイズの梅酒ソーダと比べれば少々見劣りするが、それでもデカい! ボリューム満点のデカさです。思いっきりかぶり付くには十分のデカさのバーガーが登場しました!
ではさっそく、いただきます!
いいじゃないの、いいじゃないの!
いい感じの肉のうまみが口の中に広がっていく! やはり、俺の選択は間違っていなかった! 無難にるるぶ情報で訪れた店だが、るるぶ情報に嘘偽りなし!
今、パンにはさまれた肉や野菜をむしゃむしゃとかぶり付いている俺。これぞまさに肉食系男子!
それにしても最初にバーガーが崩れないように串が刺さっているこの姿。何かを思い出します。何だっただろうか? こんな感じのバーガーを食べたことがあるような気がする…
そうだ。”まきばレストラン”だ。
山梨県には”八ヶ岳高原まきばレストラン”というファミリー向けの展望レストランがあります。地元食材を使ったメニューの数々が楽しめます。
そのメニューの1つに”清里ジャンボバーガー”というものがあります。
まきばレストランの定番名物料理です。たっぷりの高原野菜にパテには手ごねハンバーグ。特製のタルタルソースを添えたジャンボなバーガーです。
あまりにも大きいので、提供されるときは倒れないように串にささった状態で出てきます。その時の価格は税込み2,030円。ひょっとしたら、今は値上げされているかな?
とにかく、そんなビッグなバーガーを思い出させてくれます。どちらかといえば、この龍馬バーガーの方が肉を食している感じがして、肉食系男子にはおススメします。
もちろん、清里ジャンボバーガーも美味しかったですよ。
さて、美味い肉を食べるのに言葉は不要。テレビなんかじゃ食レポなるものを行っています。あれは感想を言わなければ番組にならないからだと考えています。
実際のところは本当に美味いもは感想など言う暇なく、ただただムシャムシャと食べ尽くすのみ! かもしれない…
では、ラストスパート… いってみるか!
(BGM開始)
ジャカジャ~ン! ジャカジャ~ン!
ジャンジャカジャカジャカ! ジャンジャカジャカジャカ! ジャンジャカジャカジャカジャン! ジャ~ン!
チャララララ~ララ~ララ、ラァ~ララァ~! チャララララァ~ララ~ララ、ラァ~ララァ~!
チャララ~ラァ~ラララァ~!
(以下、BGM再生中をイメージしてください)
今夜は美味いカツオのたたきに、美味いバーガー。そして美味い日本酒と、美味いサワーに出会うことができました。
大満足だ。
初日のカツオは何だったのか? そういう思いもありますが、カツオの本場である高知の味は間違いありませんでした。そういえば、昼に食べたクジラ肉も美味かった。
こういう美味いメシを食べている時こそ至福の時。たとえ一時の出来事だとしても、過酷な現実から目を背けることができます。心が救われてくる。
でも結局のところ、赤かつおラーメンは何だったのだろうか? これだけが謎のまま残ってしまいました。ひょっとしたら、昼限定のメニューだったりするのかな?
何にせよ、高知の味はもう一度食してみたい気分になりました。高知競馬のリベンジも果たしたいですしね。
さらば高知よ、また会う日まで
高知ツーリングの2日目が終了しました。
るるぶを真似しただけの即興で作ったツーリングプラン。それでも、大自然のギャラクシーを感じる冒険の旅は満足のいくものでした。
高知ツーリングレポートはこれにて終了します。
本当は3日目もありますが、これに関しては特にこれといったひねりはありません。ただただノンストップで長野県まで帰るだけです。
何の面白みのない話でごめんなさいね。
新型コロナが蔓延して以降、都市部へのツーリングは控えています。
今回のツーリングで高知を選んだのは、ウマ娘に影響されてのこと。本物の競馬を見てみたい。その思いからはるばる高知までやってきました。
近いのは笠松だったのですけど、会社休日と開催日程が合いませんでしたね。
本物の競馬観戦は楽しいものでした。ソロプレイで来ても、十分楽しめるもの。グループ旅行で来て、ワイワイできたらもっと楽しかったかもしれません。
しかし悲しいかな、知り合いにライダーはいない。近所に競馬をやっている人間もいない。仕方なし。今度もボッチ観戦になるかもしれませんね。
そして、高知の食も美味しく食べることができました。
これだけ美味しいカツオのたたきを食べてしまったのです。しばらくの間はスーパーカツオを食べることはできません。
しかしだ。心残りは赤かつおラーメン。これだけは謎として残ってしまった。一体どういうことなのだろうか? とにかく、もう一度行ってみたい店ですね。
これで、四国は香川、徳島、高知の3県の観光スポットを訪れました。残すは愛媛。愛媛には果たして何があったかな? 興味をそそられるものがあれば、ツーリング候補として挙げておきましょう。
問題は、都市部へのツーリング。
コロナ云々の話題が上がって以降、都市部へ行き来することは控えています。できれば神戸中華街だったり、広島の広島焼きを食べ歩いたり、大阪USJや千葉のディズニーに行ったり。
都市部への遊びもしたいものですね。
いつになるかわかりませんが、まだまだ田舎から田舎へのツーリングで我慢する日々が続きそうです。こればかりは仕方がありませんね。
さて、これにて3回にわたる高知ツーリングレポートを終了します。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また、ツーリングに出かけた時にはその時のレポート記事を書こうと思います。
その日が来たならば、ぜひとも読んでいただければと思います。本当に、ここまでありがとうございました。
今日の立ち寄りスポット
楽しかった高知ツーリングも終わりを迎えました。
高知県は初めてでしたが、関西方面そのものには何度も来ています。道順は覚えました。島根ほどキツイと感じることはなく、楽しく走ることができました。
龍河洞へはもう一度来てみたいものです。その時は、1人ではなく友人たちを誘っての団体旅行。そして、”冒険コース”で洞窟探索を楽しみたいと思います。
それでは、この日の立ち寄りスポットを紹介して高知ツーリングレポートを終了します。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
立ち寄りスポット1「龍河洞」
住所:〒782-0005 高知県香美市土佐山田町逆川1424
営業時間:8:30~17:00(3月~11月)、8:30~16:30(12月~2月)
料金:観光コース1200円(高校生以上、団体割引あり)
観光種類:観光コース、冒険コース、西本洞コース
備考:冒険コース、西本洞コースは前日までに予約が必要となり、営業時間も通常と異なります。また、料金も別途かかります。
公式サイト:国指定史蹟天然記念物 龍河洞
立ち寄りスポット2「一八の食家」
店名:一八の食家(いはちのめしや)
住所:〒780-0822 高知市はりまや町1丁目19
営業時間:11:00~15:00、18:00~24:00
定休日:月曜日
本日の注文:「日本酒、お通し、カツオのたたき(2種類)」計5,720円(仕入価格によって変化あり)
るるぶ情報:毎日その日に釣れた地物の久礼カツオなどを入荷するので、鮮度はピカイチ。さばきたて、焼きたてのカツオの味はすばらしく、オープン以来、人気を集めている。
立ち寄りスポット3「5019 PREMIUM FACTORY」
店名:5019 PREMIUM FACTORY(ごーいんぐ ぷれみあむ ふぁくとりー)
住所:〒780-0841 高知県高知市帯屋町1丁目10−21
営業時間:11:00~17:00(ランチタイム)、18:00~26:00(ディナータイム)
定休日:木曜日の夜
本日の注文:「龍馬バーガー、フライドポテト、梅酒ソーダ」 計2.640円
公式URL:http://5019-premium.site/
るるぶ情報:中央公園のそばにあるダイニングバー。一度は食べてほしいのが、フレークしたカツオと野菜をたっぷり挟んだ龍馬バーガー。大きくてもヘルシー感があり、女性にも喜ばれそう。深夜まで営業しているので、2軒目にもおすすめ。
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