ドライブレコーダーの重要性
近年ドライブレコーダーの重要性が叫ばれる世の中となりました。都会で使用する自動車には、取り付けて当たり前です。
では、何のためにドライブレコーダーを取り付けるのでしょうか。言うまでもありませんが、証拠を残すためです。
私には警察官の友人がいます。友人も、証拠を残すためにドライブレコーダーの取り付けを推奨しています。
証拠を残すとは、具体的には以下のケースが考えらるでしょう。
- 交通事故発生時の責任割合を減らすため
- 煽り運転を行ってきた車両を記録するため
もともと民間利用で想定していたケースは、事故発生時の対応になると思います。
当事者同士の意見の食い違いが発生することなど当たり前のように起こります。余程のことがない限り、責任割合10：0なんてことはありません。
また、自動車同士の事故ならば、まだ諦めもつくでしょう。これが、対歩行者、対自転車との事故だったらどうなるでしょうか。
たとえ記録映像があったとしても、それが誰が見ても全く避けられないケースだったとしても、基本的に自動車側が悪いとされます。
もし記録がなかったと想像してください。理不尽だと思いでしょうが、間違いなく豚箱行きは避けられないでしょう。
これらの責任割合を少しでも軽減するために、ドライブレコーダーを取り付けることが重要であると考えられます。
煽り運転被害を訴えよう
ところで昨今は煽り運転が社会問題になっています。法律で厳罰化が決まったにもかかわらず、未だに煽り運転を行うドライバーが後を絶ちません。
ドライブレコーダーを取り付ける目的は、煽り運転対策にシフトしているといえるでしょう。
結局のところ、いくら煽り運転被害があったとしても、自己申告では警察は動いてくれません。明確な証拠があってこそ、被害を訴えることが出来ます。
きちんと記録に残すことが、最終的に自分の身を守る、その後の賠償請求にもつなげることが出来ます。
もちろん取り付けには数万のお金が必要になってきます。しかし、目先の金額をケチることなく、万が一に備えてぜひ取り付けるようにしましょう。
ドライブレコーダーをどこで取り付けるべきか
さて、ドライブレコーダーですが、どこで取り付ければいいでしょうか。購入・取り付けの方法は次の3つのパターンが考えられるでしょう。
- 自動車メーカー直営の販売店で購入・取り付け
- カーショップ(オートバックス、イエローハット等)で購入・取り付け
- レコーダーのみカーショップで購入し、自分で取り付け
私のお勧めは、各自動車メーカー直営の販売店で購入・取り付けを行うことです。
これは販売店にもよりますが、おすすめのドライブレコーダーの商品案内をしてくれます。そして大抵、通常販売価格よりも安く販売していることが多いです。（ただし、工賃は別料金）
ここでの一番のメリットは、販売店推奨のレコーダーを整備士が取り付けてくれることにあります。それは車検等の際に生きてきます。
販売店で車検等を受けると、時折ある注意を受けることがあります。それが販売店以外で購入・取り付けたレコーダーについてです。
この時、場合によっては一度レコーダー機能を完全停止すること。又は、取り外すことも可能性として指摘されます。点検終了後は、必ずレコーダー機能が正常に動作するか自分で確認しましょう。
その点、推奨レコーダーならば、販売店整備士自身が取り付けたものです。いわばメーカー純正品を取り付けているようなものです。
点検後の動作確認といった煩わしい思いもしません。ぜひ、販売店推奨品を購入・取り付けを行いましょう。
選択肢の幅を求めるならば、カーショップで購入・取り付けになります。
一口にレコーダーといっても、種類は豊富です。販売店で推奨しているのは、万人受けし、かつ、なるべく価格がリーズナブルな商品です。
その点カーショップならば、商品選択の幅が広がります。最低限の機能しかない商品から、360度撮影可能な商品まで千差万別です。
自動車の使用環境、自分の予算に合わせて、好みの商品を選ぶといいでしょう。くれぐれも、安物買いの銭失いにならないように注意しましょう。
そして、最後にレコーダーだけ購入し、自分で取り付けです。
単純に安さを求めるならば、この方法が一番になります。ただ、これはある程度自分で自動車をいじっている人だからこそ出来ることです。
自動車初心者にはお勧めしません。少なくとも、ユーザー車検を利用している人以外は行わないほうが無難です。(ユーザー車検の説明はまた別の機会に)
ドライブレコーダーの楽しい使い方
さて前述の通り、ドライブレコーダーを取り付ける目的はトラブル発生時の記録を残すことにあります。記録を残すことで、警察に訴え出ることが出来ます。
けれど、マイナス面の使用方法だけではなんだか面白みに欠けます。何か楽しくなる使い方はないでしょうか。
例えば、トラブルの記録ではなく、楽しい思い出を記録することなんかはどうでしょうか。
おすすめのドライブコースというのは日本各地にあります。バイク乗りの私としては、長野県の「ビーナスライン」が好きです。
それらで行ったドライブを記録し、後々思い出話として残るようにする。YouTubeやSNS等で発信していくと、ドライブ仲間が増えていったりして楽しくなると思います。
せっかく、お金を出して取り付けるのです。こういった楽しい使い方も模索してみるのもいいと思います。
