危険物試験、最後の追い込み開始!

2020年度第3回危険物試験まで残り7日間を切りました。

試験に向けて、最後の追い込みです。

第2回試験では乙種第4類、第6類を受験し、見事合格しました。(2020年11月23日:危険物取扱者試験に合格!~将来の収入アップのために~

目指すは甲種取得。

試験日を迎える前に、改めて危険物取扱者について考えてみます。

危険物取扱者について

そもそも危険物とは何なのか。消防法では次のように定義されています。

「消防法別表第1の品名欄に掲げる物品で、同表に定める区分に応じ同表の性質欄に掲げる正常を有するもの」

なんのこっちゃ?

法律の文面はどうしてこうも分かりにくい文章になっているのか。もう少し、子供にもわかるような文章にしてもらいたいものです。

それはさておき、危険物にはその特性別に第1類から第6類まで分類されています。

危険物の分類

性 質
第1類 酸化性固体
第2類 可燃性固体
第3類 自然発火性及び禁水性物質
第4類 引火性液体
第5類 自己反応性物質
第6類 酸化性液体

元酒屋が現在取得しているのは、第4類と第6類。

今度の試験で受験しようとしているのは、第1類になります。

各分類されている危険物を一定数以上貯蔵している、又は取り扱っている施設には必ず危険物取扱者を置く必要があります。

甲種危険物取扱者は、全ての危険物を取り扱うことができます。

乙種危険物取扱者は、指定されている類の危険物のみ取り扱うことができます。

丙種危険物取扱者の場合は、特定の危険物のみ取り扱うことができます。

化学工場やガソリンスタンドのような危険物を扱う施設では、必須となる資格といえるでしょう。

危険物取扱者試験の勉強法

さて、危険物取扱者試験の勉強はどうやればいいのか。

残念ながら、これといった近道はありません。

次の2つを時間のある限り、何度もこなすしかありません。

・教本の読み込み

・問題演習

1点注意点とするならば、教本を全部読んでから問題演習を行うわけではありません。

受験する類の、さらに各品目の部分を読み込みます。

そのあと、読み込んだ部分の問題演習を行うのです。

この場では弘文社が出版している教本と問題集を想定して考えてみます。

例えば、第1類にも様々な品目があります。

・塩素酸塩類

・無機過酸化物

・硝酸塩類

・過マンガン酸塩類

・etc…

ここで「無機過酸化物」のみ教本を読み込みます。そしたら「無機過酸化物」のみ問題演習を行います。

これを他の分野も同じようにして勉強を行います。

出来る限り繰り返し行い、知識を頭に入れるようにしましょう。

1つの分野を読み込み、問題演習を行う



ネットを駆使して、実物を確認しよう

この勉強法を行うにあたって、重大な欠点があります。

「危険物(危険物施設)を実際に目にしていない」ということです。

こんな説明文があったとします。

「過マンガン酸カリウム:黒紫又は、赤紫色の結晶。塩酸と接触すると塩素を発生する。水に溶けると濃紫色を呈する」

この説明文をそのまま丸暗記することも確かに出来ます。

けれども実物を確認していないまま暗記しても、実際の仕事で活かせるかは疑問が残ります。

どんな資格であれ、全ては実生活・実際の仕事に活かせてこその資格です。

試験に合格することが目的になってはいけません。

ではどうすればいいのか。

教本の説明に書いてあることを、実物と確認しながら勉強すればいいのです。

仕事現場で取り扱っているならば、イメージもしやすいでしょう。

でもそうはいかない物品も当然あると思います。

そこで登場するのがインターネットです。

世の中非常に便利になったもので、Google先生に聞いてみれば大概のものは答えてくれます。

危険物又は、危険物施設など実物を確認したい時はGoogle先生に聞いてみましょう。

画像・動画など何かしらの方法で、教本に書いてあることを確認しながら勉強することができます。

多少なりとも、単なる丸暗記から脱却することが出来ます。

元酒屋が危険物試験を勉強する理由

元酒屋が危険物を勉強するようになったのは、一昨年からです。(2020年10月10日:危険物試験に向けて勉強中!

勤務先で推奨されている資格であり、甲種まで取得すれば収入アップも望めます。

正直、現在の収入では将来に不安を覚え、資格の取得に励むようになりました。

目指すは甲種危険物取得。

しかし甲種を受験するには、いくつかの条件を満たす必要があります。

元酒屋の場合は、次の条件をクリアする必要があります。

甲種危険物取扱者試験の受験条件

 

次の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けていること

  • 第1類又は、第6類
  • 第2類又は、第4類
  • 第3類
  • 第5類

第4類、第6類は合格しているので、本来は第1類を受験する必要はありません。

ただ甲種の教本を読んだ限りでは、第1類、第2類の内容も扱うことになります。

どうせ甲種でも勉強するのだから、今のうちに事前知識として勉強しておこうと思った限りです。

少々遠回りになりますし、余計に受験料もかかってしまいます。

それでも基礎固めは大切なこと。乙種をそれぞれ勉強して、後々の甲種に備えようと思います。



21日試験に向けて

試験日まで7日間を切りました。

教本を読み込みつつ、問題演習を行う。

別冊の模擬テストも行い、あやふやな知識を炙り出している段階です。

受験日当日にはやることはやったと自信を持って臨めるようにしなければなりません。

試験結果は3月に発表されます。

合格し、取扱者免状に新たに記載されたときは、報告します。

全国の受験生の皆さん、一緒に頑張りましょう!

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