去る10月31日(土)、兼ねてから予定していたツーリングへ出かけました。
今回のコンセプトは「富山食べ歩きの旅」。
とりあえず必ず行こうと決めいていた3つの食は押さえることが出来ました。予算、時間の関係上いけなかった所もありますが、全体的に満足しました。
それでは、出発から紹介していきます。
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1.希望に満ちた出発の朝、今日の天候は晴れ
朝3:30起床、4:00に出発します。
この季節朝はかなり冷え込んでいます。防寒着を着用し、いざ出発します。
日はまだ出ておらず、車の通りもありません。どんな旅になるかと楽しみです。
1-1.寒さに震える体と手
AM4:30、出発して早々後悔しています。朝の寒さを甘く見すぎていました。
肌が寒く、手も冷たい。キンキンではなく、キャンキャンに体中が冷えてきます。
仕方がないので、合羽を着用。使用している合羽は、通気性が悪く冬場は防寒着としても使用できる場合によっては優れ物。これで何とか走行中の冷たい風は凌げることでしょう。
問題は手の冷たさです。途中自販機でホットコーヒーでもと考えましたが、我慢します。出来る限り富山現地で使うため、ここは我慢。
ではどうやって暖を取ればいいのか。自分が今使っているものは何なのか。
そう、バイクです!
バイクにはエンジンがある。エンジンは常に燃焼しているので、熱がたまっている。
さっそくエンジンで冷えた手を温めるとします。温まったところでまた出発。
今度は順調に走行できそうです。
1-2.ヘルメットの曇り発生! 前が見えぬ!
と思ったところで、またトラブル発生。ヘルメットのシールドが曇ってしまい前が見えません。
何度も何度も拭いますが、温度・湿度の差でたちまち曇ってしまいます。
事前に曇り止めを塗らなかった私のミスです。
さらに、後方からは大型トラックが迫っています。反対車線前方からも、頻繁に大型トラックが走行しています。事故でも起こそうものなら、確実に死ぬことでしょう。
この時、国道19号の木曽路を走行中。
そこは基本的に1本道であり、道路脇に避ける所はありません。
仕方がないのでシールドを上げて走行します。顔に冷たい風が吹きつけてきます。
前方不注意で事故を起こすよりはましなので、我慢して走行します。
1-3.道中再びトラブル発生! 濃霧で前が見えぬ!
さて、国道19号を抜けて、国道148号へ。松本を走ります。
現在AM6:00。ここでは濃霧が発生し、5mから先はほとんど前が見えない状態です。なかなかトラブル続きのツーリングになっています。
この時、シールドの曇りも解消されないので顔は依然としてむき出しの状態。顔の寒さに震えながら、慎重に走行します。
ようやく濃霧とシールドの曇りの悩みが解消したのは長野県北部まで到達してから。
とりあえず白馬村の道の駅でトイレ休憩。どこかへ出かけるのであろう県外ナンバーの車が止まっています。キャンピングカーも発見しました。
キャンピングカーもいいですね。
いつか家庭持ちになったら、キャンピングカーで家族旅行へ行きたいものです。
一休みしたところでまた出発。もうじき糸魚川に入ります。ここまでくれば富山県までもう一息です。張り切って出発します。
2.魚の駅「生地」でお土産購入&市場散策
10:30、富山県の道の駅に到着しました。
その名も「魚の駅 生地」。
「きじ」ではなく、「いくじ」と読むみたいです。ここで魚でも食べていこうと思います。
と思ったものの、現在売店はまだ営業前。買った魚を家庭用に捌いてくれることは可能のようです。今回は魚を買うことは断念。市場散策だけに留めておきます。
見たことがない魚が並んでいます。ちんちくりんな目をした魚が並んでします。
とりあえず職場のお土産用にお菓子でも買っていきます。職場のおばちゃんからは何かと物をもらってばかり。たまにはGiveの精神でお返しをしましょう。
では最初の目的に向けて出発します。到着するころには昼食にいい時間となるでしょう。
3.最初の目的地「糸庄」に到着
11:45、最初の目的地「糸庄」に到着です。
この時のために朝から何も食べていませんでした。寒い中、決してホットコーヒーで暖を取ることなく走行していました。
ついに温かい食べ物にありつけます。
3-1.行列のできる店
写真からは分かりにくいかもしれませんが、すでに店内満席、行列が出来ています。
まさに、行列ができる人気店です。3密回避は不可能でしょう。でも気にしても仕方がありません。とりあえず食券を買い、待つとします。
番号札をもらって店の外で待機します。外で待っていて大丈夫なのかと思われるかもしれません。
心配ご無用。
この店は外にスピーカーが設置してあります。店外にいてもスピーカーの声で気づきます。
待つこと45分ほど。ようやくカウンター席に案内されました。席に座って一休み。ここまでの走行の疲れからか、眠気が襲ってきました。
では、注文の品が用意されるまで仮眠を取ります。
3-2.見た目に反しあっさり系「モツ煮込みうどん」
仮眠をとること10分ほど、ついに食事にありつけます。
この店のメニュー「モツ煮込みうどん」です。
うどんはこしもあり、非常に食べ応えがあります。そして何よりこのモツです。油っ気がまるで感じません。
一見、脂身があるようなうどんに見えて、その実あっさりと食べることが出来ます。
3-3.これぞ通の食べ方「モツ煮込み雑炊」
うどんを美味しく食べています。モツ煮込みうどん単体でも十分美味しい逸品です。
しかし、私はこの店の通な食べ方を知っています。具をそこそこに残し、同時に注文したライスを投入するのです。これでかき混ぜると「モツ煮込み雑炊」の完成です。
もともと汁もあっさり系です。雑炊にしても実に食べやすい。モツも味がしみ込んでいて、実にいい。味のバランスが絶妙に取れています。
例えるなら、ウッチャンとナンチャン。ケンちゃんとカトちゃん。バランスの取れたコンビです。
この食事が1070円で食べられます。富山に来たら是非お勧めする一品です。
4.富山ご当地ラーメン「富山ブラック」を食す
13:10、「大喜 大塚店」に到着。
目的は富山県のご当地ラーメンである「富山ブラック」です。
富山ブラックを提供している店はあちこちにありますが、今回はこの店を選びました。特に理由はなく、単に糸庄に一番近いところにあったからです。
今回はそこまで並ぶことなくすんなり席に座ることが出来ました。
メニューは「ラーメン大」か「ラーメン小」のみ。あとは飲み物、ライスのサイドメニューがあるだけです。こういうメニューの少ないラーメン屋はかなり美味しいと相場が決まっています。
では、早速注文した富山ブラックを食べてみましょう。
ブラックペッパーが利いていて、少々塩気の多い味です。でも、それがいい。初めて食べる人にとっては、ちょっと敬遠してしまいがちですが、食べたら止まらない。
夏場の運動直後に食べたくなる味です。
5.お土産購入「特選ますのすし」
現在14:00。本当はまだあちこち食べてみたいお店があります。しかし残念ながら予算の都合上ここまでです。あとはお土産にますのすしでも購入して帰るとします。
訪れたのは「源」。鱒寿司を扱っている店ではかなり大きなメーカーです。
ここで「ますのすし」と「特選ますのすし」を購入。あと酒のつまみに「ばい貝の煮つけ」を購入。
合計4550円。思いのほか値段がかからず購入できました。
それでは帰宅します。
6.帰るまでがツーリング そして鱒寿司を食す
行きは国道148号を通って白馬村、糸魚川、富山へと入りました。帰りは国道41号を使います。
飛騨街道を通り、高山へ向かいます。そこから安房峠を走り、松本市へ戻ります。
松本市へ入るころには18:00になっていました。思いのほか渋滞し、松本市を抜けるのに時間がかかっています。
気温もだいぶ冷え込んできました。それでも、朝の気温‐4℃に比べればまだ暖かい方です。
自宅までもう一息です。家に着くまでがツーリングと心得、帰路につきます。
20:00、自宅到着。
早速購入した鱒寿司を食べます。
一気に全部は食べられないので、「特選ますのすし」を食べます。
酢飯、鱒の味が利いていて実に美味し。富山のお土産といえばこれといえる一品です。
7.今回の反省と次回へ向けて
今回は「富山食べ歩きの旅」をコンセプトとしたツーリングを行いました。
全走行距離は504キロ。
楽しい旅になりました。
もうじき冬の季節が来ます。おそらく今年のツーリングも11月で最後になるでしょう。次回はどんな旅にしようか今のうちに予定を立てるとしましょう。
防寒、シールドの曇り対策は決して忘れないように!