どう説得するものか…

時には物を買い替えましょう

人にはそれぞれ大事にしているものがあります。出来る限り長持ちするように、大切に使うことでしょう。

でも時には買い替えたほうがいいこともあります。それが結果として数万円のランニングコスト削減に繋がることも珍しい話ではありません。

今回は、買い替えることのできない母親のエピソードを紹介します。

コスパの悪い洗濯機

実家には実に古い洗濯機があります。ナショナル製の洗濯機です。もちろんナショナルは現在は存在しない会社です。私が物心つく頃には既に使用していたので、もうじき30年近く使っている洗濯機になります。

さてこの洗濯機ですが、今でも現役バリバリに使用しています。ただ私は何度も買い替えるよう母に勧めています。お金は全部私が出すから、買い替えろと。そのたびに母は答えます。

「これでいいの。汚れたものと分けて洗うことが出来るから。」

いやいやいや…

二層式の洗濯機だったら売ってるから…

普通に家電屋に売ってるから…

物を新しくするだけじゃん…

確かにまだ使うことはできます。ですが今どきの機種に比べれば水道代、電気代ともに余分にかかってしまいます。

物を長く、大切に使うことは大事なことでしょう。ですが、ランニングコストという考えも持ってもらいたいものです。

何を言っても聞く耳を持ちません。あまりしつこいと怒りだすこともあります。愛着があるわけではなく、単にまだ使えるから買い替えない。それだけのことです。過去、こんなこともありました。

新機種導入までの道のり

昨年のことです。冷蔵庫を買い替えたのですが、それ以前はナショナルの冷蔵庫を使っていました。多分この冷蔵庫に関しては、30年以上使っていたのではないかと思われます。

何故、買い替えなかったのか。理由は同じで、「まだ使えるから」です。エコキーパーを付けて、どれだけ電気を食ってしまっているのか、それに引き換え、今の冷蔵庫はどうなのか。まるで家電販売員のごとく父と一緒にカタログで説明したことをよく覚えています。

それでも母は「でも、でも、だって…」とあれこれ言ってきます。もはや埒が明かない。母が外出したことを見計らって、勝手に買い替えてしまいました。

最初は勝手に買い替えたことを怒っていましたが、すぐに機嫌を直しました。「これいいね。」と気に入ったのです。「あんた今までなんて言ってた?」とこっちのほうが怒りたい気分でした。

買い替え計画を立案

さて、あの手この手で説得を行ってきました。しかし、全く応じる気はない様子です。今回も勝手に買い替えてしまおうかと思案中です。

最初はブースカ文句を言うでしょうが、どうせ最後は満足すると思います。

今、両親はGo To Travelを使って旅行へ行くだの行かないだの検討しています。旅行へ行くのなら行ってきてください。留守中に新しい洗濯機を買っちゃいますから…

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