本番まで2ヶ月ちょっと、簿記3級に難儀しています

簿記の勉強

 なるほど、わからん!

 1月末から始めた簿記3級の勉強。ここまで順調に進んでいましたが、いよいよ”何のこっちゃ?”と頭を悩ます日々が続くようになりました。

 まずは、全体感を説明しましょう。

 クレアールを利用した簿記講座。全体で57回の講座があります。

 そのうちの半分が終了しました。ここまでは順調に進んでいます。問題集も時間はかかりますが、一応解けるようになってきています。

 問題はここからだ。ここからがなかなかに難儀しています。

   

 第1の難関は「試算表の作成」です。

 まず問題文の文章量が一気に増えています。文章もそうですし、問題を解くにあたっての資料となる取引明細がバシバシ登場します。

 解き方そのものは特に変わったことをするわけではありません。

 これまで通りに各取引を仕分けします。重複している取引の仕分けは削除する。

 そのうえで各勘定科目ごとに「借方合計」、「貸方合計」、「借方残高」、「貸方残高」を求めて試算表なるものを作るだけです。

 ただまあ、何と言いますか…

 借方と貸方の合計がどうしても一致しないのです!

 この辺りは講義動画でも少々触れています。講師の先生の話では、勘定科目が多すぎることが最初につまづきやすいポイントとのこと。

 慣れるまではどうしても借方合計、貸方合計が一致しないことが簿記初心者あるあるだそうです。

 対策のポイントはただ1つ。ひたすら問題を解いてみること。

 ”慣れるまでひたすら数をこなしなさい!”

 これが講師の答えです。身も蓋もありませんが、ごもっともなことでもあります。

 結局のところ、簿記は他の資格の勉強と違いややテクニック的な面があります。もちろん最低限の暗記・理解が必要なところもあります。

 それでも、最終的には暗記・理解しようとすることはそこそこにして、後は問題を解きなさいという結論に至ります。

 簿記3級の本試験でも、試算表の問題が必ず出題されるとのこと。ボリュームも多く、配点が高い問題らしいです。

 救いがあるとすれば、部分点なるものがあるらしいです。講師も完璧を目指すなと言っていました。

 もちろん、完璧に出来ていることが理想です。ただ1つの事柄を完璧であることにこだわりすぎて、簿記の全体感をないがしろにするなということです。

 そんな試算表の問題ですが、まずは1時間を目標に問題を解けるようにとのことです。

 どんどん数をこなしていき、最終的には40分以内で解けるようになるまで練習問題をひたすら繰り返しなさいとの指示です。

 いろいろアドバイスを言ってくれます。まあ、やりますけどね。

 そんな試算表の問題ですが、前述の通り文章量と勘定科目、資料となる取引明細が多いだけです。

 そこまで複雑なことをしているわけではありません。基本的に、各勘定科目ごとの仕分けの理解ができていれば解けるようになるでしょう。

  

 ここで第2の難関が「決算手続」です。

 会社は1年に1回以上、期間損益計算なるものを行います。財政状態を確定させて、貸借対照表と損益計算書を作成する必要があります。

 この一連の手続きを決算といいます。

 その決算で行うことは次の通り。

 1.決算予備手続

  (1)棚卸表の作成

  (2)決算整理前試算表の作成

     合計試算表、残高試算表、合計残高試算表

 

 2.決算本手続

  (1)決算修正仕訳

     誤った仕訳を修正する

  (2)決算整理仕訳

     現金化不足の処理

     貸倒引当金の計上

     減価償却

     売上原価の算出

     収益、費用の前払い・前受けと、未収・未払いの計上等

  (3)決算整理後残高試算表の作成

  (4)収益・費用に属する科目の締め切り

     収益と費用に属する科目の貸借差額を計算し、「損益」と書いて締め切る

  (5)(4)を決算振替仕訳を行う

  (6)新たに「損益」勘定を設ける

  (7)損益勘定に(5)の仕訳を転記する

  (8)損益勘定の貸借差額を計算し「繰越利益剰余金」と書いて締め切る

  (9)(8)を決算振替仕訳を行う

  (10)繰越利益剰余金勘定に(9)の仕訳を転記する

  (11)資産、負債、資本に属する科目の締め切り

     資産、負債、資本に属する科目の貸借差額を計算し「次期繰越」と書いて締め切る

 

 3.決算報告手続

   貸借対照表と損益計算書の作成

 なるほど、なるほど…

 わかんねー‼ もう全てがわかんねー! いや、サッパリ!

 講義動画を繰り返し見ても、問題を繰り返し解いても、一体何のことやらサッパリわかりません。

 そういえば、もうじき勤務先の会社も年度末決算の時期が近づいています。

 会社の経理部はこんな訳の分からないことを毎年やっていたというのか⁉

 こうして自分でも簿記の勉強をしているとその苦労少しは想像できるようになりました。経理の負担が少しでも減るようにあたらめて棚卸作業をきちんとしなければ!

 それはそれとして、この決算手続。

 いやいや、本当にわけがわかりません。”何のこっちゃ?”と頭を悩ませています。

 問題を解き理解していくポイントは、今どの時点にいるのか意識することが重要とのことです。

 つまり決算の流れは大きく考えると「決算予備手続」、「決算本手続」、「決算報告手続」の3段階に分かれています。

 そこからさらに各項目ごと行うべき処理があります。

 今、行っている処理は3つのうちのどこに分類されるのか。さらに、その中でどの項目に該当するのか意識していけば問題も解きやすいそうです。

 簿記1、2級。さらに税理士、公認会計士など上位の資格になってくればより深く学習する分野でもあります。

 上位の資格を目指すのであれば、今、絶対に理解していかなければならない重要項目になります。

 ”簿記2級までは取得しよう”

 そう考えている元酒屋としては、ガンバリ所でもあります。

 ここから頭を悩ませる講義が続いていますが、何とか耐え忍んでいきます。

   

 1月末から始めた簿記3級の試験勉強。

 本試験まで2ヶ月ちょっと。全57回の講義はまだ全部終了しておらず、少し勉強のペースを上げる必要があります。

 今が耐えるとき!

 どこまで挽回できるかわかりません。それでも、やれるだけのことはやってみせます!

 目指すは6月12日の本試験。

 見事に1発合格できるように、今後も試験勉強に励んでいきます!

  

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