こんなのはバイオじゃない!
そう思わずにはいられない。新作のバイオハザードがもうじき発売されます。
何を隠そう、この元酒屋、実はバイオハザードシリーズは1、2、3の3作品しかプレイしたことがありません。
最近は、リメイク版も発売しているようですが、プレイしたことはありません。
ゲーム機自体が、初代プレイステーションまでしか持っていなかったこと、もともと部活にかまけてゲームをする時間がなかったことが原因です。
バイオハザードといえば、何と言ってもゾンビの存在です。
アンブレラ社が極秘裏に開発したTウイルスが漏洩。ゲームの舞台である謎の洋館、ラークーンシティがゾンビで溢れかえってしまします。
私の知る限り、ゾンビ物をゲームとして落とし込んだのは、バイオハザードが初めてのことです。
バイオハザードの魅力は、プレイに制約があることです。
段数制限のある銃の存在、インクリボンによってセーブにも制限が存在するといったことです。
逐一、ゾンビに銃を使用していると、弾丸が全く足りません。ナイフで倒すこと、あるいは、倒さずに無視することも時には必要です。
さらに、ゲームをセーブするには「インクリボン」が必要です。
こちらも、こまめにセーブをしているとインクリボンが足りなくなり、ゲームをやめるにやめられなくなってしまいます。
こういった制約こそが、ホラーゲームの金字塔として有名になったといっても過言ではありません。
加えてゾンビの存在。
1匹だけならたいした脅威ではない。
動きもトロくさく、ナイフでも十分倒せることでしょう。
ところが、これが複数いる場合はどうだろうか?
1匹ずつ倒しつつも、次第に弾丸が足りなくなっていく。数の暴力で、次第に追い詰められていくキャラクター。
これこそがゾンビがホラーの帝王と呼ばれる理由であるはずです。
現にゲーム中のムービーでも、次第に追い詰められていくシーンが存在します。
ところが、バイオに限らず、最近のゾンビはどうだろうか。
動きがトロいゾンビではない。動きが早く、走るゾンビが主流になってしまっています。
こんなのはゾンビじゃない!
こんなのが町のいたるところに現れては、死んでしまうのは当然のこと。動きのトロいゾンビだからこそ、ホラーとして成り立っているのです。
バイオハザードにしても、バイオ4のプレイ動画を見た時、衝撃を受けました。
とにかく主人公を見つけ次第、ゾンビたちが走ってきます。
しかもチェーンソー、モーニングスター、ボウガンなど、道具を使うゾンビが出てきます。セーブについても、制限なし。
こんなのはバイオじゃない!
バイオハザードとは、カプコンが生んだホラーゲームの金字塔。
ところが、中身を見てみれば、走るゾンビが主流のゲームになり果てている。
こんなものは、ゾンビではない!
今こそ、基本に立ち返り、動きのトロいゾンビに回帰するべきだ。
新作バイオのPVを見ながら、そんなことを考えてしまう今日この頃…
「biohazard」チャンネルより、転載
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