石川県輪島市には、「永井豪記念館」という施設があります。
外観は何の変哲もない建物ですが、入館すると中には別世界が広がっています。
漁業関係の街であることを忘れてしまいます。
永井豪作品に触れたことのある人は、一度訪れてみることをおすすめします。
contents
その場の思い付き、朝市に行ってみよう
石川県輪島市を訪れました。
大学卒業後、就職した会社の最初の勤務先が石川県金沢市でした。
金沢市内の有名どころは訪れていたのですが、能登方面はほとんど行く機会がありませんでした。
「そうだ!輪島の朝市に行ってみよう!」
その場の思い付きで、輪島市に向かいました。
コロナ禍以前の様子が分からないので、今の人通りが多いのか少ないのか判断つきません。
買い物というよりも、その場の雰囲気を味わいたい元酒屋としては、もう少し世の中が落ち着いてから来た方が良かったかもしれません。
ときに、朝市商店街(?)を物色していると、一つの建物が目に入りました。
「永井豪記念館」
あれ?
永井豪とは、「けっこう仮面」とか「まぼろしパンティ」とか「ハレンチ学園」の永井豪のことです。
あとはまあ、「マジンガーZ」とか「バイオレンスジャック」とか「デビルマン」の永井豪のことです。
「けっこう仮面」は大好きでした。
元酒屋がキッズの頃は、ネタの意味がよく分かりませんでした。
心と体が成長し、ムフフな知識を持つようになったころ、ようやく漫画の面白さに気づきました。
「おっぴろげジャンプ!」
男性諸君ならば、一度は受けてみたい技でしょう。
永井豪の代表作とは?
永井豪作品の代表作といったら、何と言っても「けっこう仮面」です。(異論は「まぼろしパンティ」のみ認めます)
今の時代に連載しようものならば、各方面から抗議が殺到すること間違いなし。
表現におおらかな昭和だからこそ、連載できた作品かもしれません。
あるいは「とらぶるダークネス」のように、全ての男性読者から支持される作品になるかのどちらかか。
これが「けっこう仮面」だ!
けっこう仮面 あらすじ
長野県の山中にある全寮制のスパルタ学園は、有名高校への進学率100%を誇る。
だがそこでは日常的に「お仕置き」という名の過剰な体罰が生徒に対して行われていた。
そこへ現れたのがけっこう仮面を名乗る女性のマスクマンである。
仕置き教師たちは、彼女の魅惑的身体を利用した技の前に「こりゃけっこう~」と倒されていく。
学園町は「けっこう仮面の正体は学園内部にいる」と推理し、なんとか正体を暴こうとする。
「けっこう仮面は誰でしょう」がこの作品のテーマの1つである。
(pixivより引用)
なかなかぶっ飛んだ設定です。
姉妹編である「まぼろしパンティ」も似たような設定です。
必殺技の「おっぴろげジャンプ」は大股を開き、ムフフをおっぴろげたまま敵の顔面に飛びつきます。
そのまま女性の大切なムフフを押し付け、敵を呼吸困難にしてしまいます。
敵はけっこう仮面のムフフに目を奪われ、回避することは不可能なのです。
何てうらやまけしからん、恐ろしい技なのでしょう!
言うまでもないことですが、この2つの作品は「月光仮面」と「まぼろし探偵」のオマージュです。
作中では様々なオマージュネタが随所にあります。
・ゲシュタポ子先生
・下下下の下太郎
・悪童鈴之助
「悪童鈴之助」とかよく思いついたものです。初めて読んだときは、完全に腹筋が破壊されました。
けっこう仮面を通じて一番学んだことは「巨乳の女は、筋肉に弱い」ということです。
作中でも敵の鍛え上げた筋肉に目を奪われ、苦戦してしまうシーンがあります。
筋肉は正義!
やはり女性とムフフをしたいならば、筋肉を鍛えなければ!
実は、スパロボの知識しかない
それはさておき、永井豪記念館です。
後で調べて分かりました。永井豪は石川県輪島市生まれとのこと。
だからこうして記念館が建てられているのです。
入館すれば、マジンガーZが出迎えてくれます。
マジンガーが出迎えてくれます
興味を惹かれ入館したものの、実はストーリーそのものは知りません。
全てスーパーロボット大戦の知識かないのです。
そんな状態でも楽しめるのかと不安がありましたが、流石に展示作品が実に多い。
問題なく楽しめます。
初めて永井豪作品に触れる人でも、どういう漫画家なのか、どういう作品なのか説明されています。
この漫画家の世界観に引き込まれること間違いなしです。
唯一、個人的な不満があります。
マジンガーZ、ゲッターロボなどのロボット系を除けばデビルマンのようなダーク系の作品展示が多いことです。
もちろん、これでも楽しめますが、やはり永井豪の代表作は「けっこう仮面」だと考えています。
こういうハレンチ系の作品をもう少し展示してもらえればなと思います。
世の中知らないことばかり
石川県輪島市を訪れました。
「朝市に行ってみよう」とその場の思い付きで訪れました。
そんな中で、たまたま発見した永井豪記念館。世の中知らないことだらけです。
偶然出会った観光地というのも楽しめますが、滞在時間の関係上じっくり観光できないこともあるものです。
思い付きとはいえ、今後はそこに何があるのかもう少し調べてもよさそうです。
時間は有限。
思わぬ出会いも旅の醍醐味ですが、満足感を高くするため計画性のある遊びも検討すべきことかもしれません。
本日の観光スポット
施設名:永井豪記念館
住所:石川県輪島市河井町1部123番地(朝市通り沿い)
入館料:大人520円 子供210円(団体料金、障碍者割引あり)