みなさん、どもです!
2022年前半戦が終了しました。世間はどこもかしこも値上げの嵐。僅かな給料でやり繰りしている元酒屋には辛い日々が続きます。
声を大にして言いましょう。
「値上げなど、全く許容していません!」
さて、現在の米国市場は弱気相場に入ったのではないかと言われています。現に、米国株式は軒並み下落傾向にあります。
これから景気後退局面が来るのではとも囁かれていますね。
元酒屋はというと、保有株式は全体で見れば含み益、個別で見れば大きく含み損を抱えている銘柄もあります。
幸か不幸か、ドルベースではマイナスでも、円安がややマイナス分を打ち消しています。
幸か不幸か、円安のおかげで追加投資がややしにくくなっています。
とにもかくにも為替相場、株式相場は自分にはどうにもできないことです。”待つのも相場”という言葉を信じ、ジックリと投資に取り組んでいきましょう。
それでは投資家生活4年目、2022年第2四半期末時点の資産状況を振り返ってみましょう!
contents
金融資産公開 ~2022年第2四半期末 資産状況~
前回公開したのは2022年第1四半期末時点のものでした。
第1四半期はあまりの円安傾向にドルの狼狽買いをしてしまいました。”投資という名のギャンブル”に打って出て、XYLDに一括投資。
自分のリスク許容度を越えた行動に出てしまいました。
おかげで、XYLDでの月1万円配当収入は達成できたわけですが、現在の株安傾向の中でQYLD、XYLD共に…
まあ、これは後々記載するとしましょう。
それでは、資産状況を公開していきましょう。こんな感じになりました。
2022年第2四半期末 保有資産評価額
内訳
・保有資産評価額 … ¥13,317,246円(+2,055,512円)
米国高配当ETFの評価額
銘柄 | 株数 | 評価額(損益) |
VYM | 111株 | ¥1,530,997円(+525,115円) |
HDV | 164株 | ¥2,241,657円(+738,105円) |
SPYD | 467株 | ¥2,542,219円(+1,038,012円) |
XYLD | 492株 | ¥2,852,338円(-129,674円) |
QYLD | 790株 | ¥1,876,021円(-126,629円) |
XRMI | 30株 | ¥92,115円(-2,085円) |
SDIV | 660株 | ¥830,921円(-170,299円) |
DGRW | 19株 | ¥147,312円(-4,403円) |
つみたてNISA(3年5ヶ月)
銘柄 | 評価額(損益) | リターン |
楽天VT | ¥1,126,773円(+188,479円) | +20.08% |
投資信託(7ヶ月)
銘柄 | 評価額(損益) | リターン |
eMAXIS Slim 全世界株式 | ¥76,893円(-1,109円) | -1.42% |
全体で見れば、含み益で終了しました。
SPYDが1株40$付近を維持しているのは個人的に意外でした。
コロナショックを経験した方ならば言うまでもありませんが、SPYDは暴落耐性がありません。株価の戻りも高配当株3種のなかで、最も遅くなりました。
米国主要指数が軒並み下落傾向にある中、SPYDはコロナショック前の株価以上を維持している。
これは”景気後退局面では高配当株に人気が集まる”と考えてもいいのでしょうか?
コロナショックと同様に”ドカンッ”を期待していた身としては、少々肩透かし。仕込みのチャンスかと思いましたが、そうはなりませんでした。
一方で含み損の銘柄に注目してみましょう。こちらはけっこう悲惨なことになっていますね。
含み損の銘柄は、コロナショックが終了してから購入した銘柄です。
XYLD、QYLD、SDIVが実に悲惨な状況です。
特にSDIV。円安相殺があっても20%近い含み損を抱えています。これは購入タイミングを誤ったか…?
そういえば、米国株投資で有名なまあ、配当金を維持していれば問題ありませんけどね。
XYLD、QYLDについては耐えるしかありません。むしろ、次の好景気に備えての買い場が到来したかもしれませんね。
さて、第2四半期で新たに2つの銘柄の購入を開始しました。「XRMI」と「DGRW」ですね。こちらについては後述するとします。
それでは続いて第2四半期の配当収入状況を確認してみましょう。
2022年第2四半期 配当収入状況
銘柄 | 第2四半期 配当収入 | 年間累計(円換算) |
VYM | 67.57$ | 120.51$(約16,268円) |
HDV | 67.06$ | 157.79$(約21,301円) |
SPYD | 135.66$ | 354.7$(約47,884円) |
XYLD | 329.91$ | 362.38$(約48,921円) |
QYLD | 218.04$ | 880.19$(約118,825円) |
XRMI | 1.69$ | 1.69$(約228円) |
SDIV | 142.16$ | 299.49$(約40,431円) |
DGRW | 1.67$ | 1.67$(約225円) |
2022年第2四半期末時点の配当収入状況になります。毎月配当であるXYLD、QYLD、XRMI、SDIV、DGRWは3ヶ月間の累計額となります。
配当金の円換算は6月末時点の為替レートを採用し、1ドル135円で計算しています。
さて第2四半期の配当金状況ですが、最も注目すべきはQYLDになるのでしょう。そのQYLDですが、減配につぐ減配! 減配の嵐が巻き起こっています!
もともとナスダック100指数の上昇を捨て、全てを配当金に回している超攻撃型のETFです。
そのナスダックは最高値を付けた2021年11月あたりを境に下落傾向。まるで滝のごとくズブズブと下落。現在は最高値から約30%ほど下落しています。
QYLDはナスダックの下落は致命的。当然の如く配当金の減配が続いています。
XYLDについても同様のことが言えるでしょうが、こちらはQYLDとは少々状況が異なります。
S&P500指数もトントン拍子に下落傾向にあります。ならば、XYLDも減配すると考えそうなものです。
ところが、このXYLDが高配当化したのは直近半年ほどのことです。そのため、今のところは減配という感じはせず、心の安定剤になっています。
最後にSDIVですが、配当金は実にがんばっているようです。
1株あたり0.1$の配当金を維持しています。ちなみに、コロナショック前の配当金の水準は1株当たり0.12$でした。
もう一声がんばってほしいものなのですが、これから景気後退局面が来るのではないかとささやかれています。
もうちょっとの増配は見込めないかもしれませんね。がんばれ、SDIV!
おまけ~企業型DC 評価額(1年2ヶ月)~
運用ファンド | 評価額(損益) | リターン |
DCダイワ外国株式インデックス | ¥142,524円(+2,524円) | +1.80% |
勤め先の福利厚生の一環である企業型DCの運用状況になります。現時点のトータルリターンは+1.80%、運用利回りは3.29%になります。
このファンドは日本を除く世界各国の株式に投資します。MSCIコクサイ指数(円ベース)に連動した成果を目指します。
一応、プラスリターンにはなっています。しかし、おそらくこれも円安から含み損を相殺されたものと思われます。
実際、S&P500が大きく下落しているにもかかわらず、米国株に約70%投資しているこのファンドがプラスリターンなんて考えられないことです。
為替リスク、恐るべし!
前回も同じことを言いましたが、為替変動がいかに投資に影響を与えるのか意識させられます。
ときに、利回りが3%前半なのは非常に寂しく、物足りなさを感じます。
企業型DCの欠点は、商品ラインナップが会社側で決められてしまうこと。会社側の投資センスが求められることになります。
その商品ラインナップで一番ベターな選択だったのがDCダイワ外国株式インデックスだったというわけです。
手数料を取られるだけのハズレファンドではありません。それでも、eMAXIS Slimシリーズなどと比べると見劣りしてしまいます。
なんとががんばって、利回り4~5%がほしいところ。がんばれ、ファンドマネージャーの方々!
今後に期待したいところです。
2022年 第2四半期のまとめ
米国市場のインフレは収まる気配がありません。FRBは0.75%の大幅な金利上昇を発表しましたね。
他、米国市場の株式指標は軒並み悪化の傾向にあります。それを受けて、株式市場の下落が止まりません。弱気相場入りとなりました。
さらに円安というダブルパンチ!
さて、元酒屋はというと、コロナショック後に購入した銘柄が全て含み損という結果に終わりました。
一番の下げとなったのはSDIVの約20%ほど。
そういえば、米国株投資で有名なインフルエンサーである”たぱぞう”さんが、ツイッターでこんな投稿をしていました。
2つ連続でどうぞ。
なかなか耳の痛い言葉を発信しています。この例でいえばSDIV、QYLD、XYLD、DGRWがそれにあたるでしょう。
もっともQYLDはコロナショックではさほど下落しなかったこと、XYLDが日本の証券会社で取り扱いを開始されたのは去年の12月ごろになってから。
それを踏まえれば、QYLDとXYLDの含み損は不可抗力だと判断しています。
そんなこんなで新たに2つの銘柄購入を始めました。他、急遽始めたこともあります。その方針を見てみましょう。
円安が止まらない! ドルの狼狽買いをしてしまった!
まずは為替変動からです。
みなさんもご存じの通り、ドル円相場の円安が一向に止まる気配がありません。コロナショック前は1$100~110円ほどだったのが、いまや135円に。
これには非常にショックを隠せませんでした。
ただでさえ、投資に回せる資金はそう多くありません。このまま円安が進んでしまえば、米国株の購入量が少なくなってしまいます。
そこで、この元酒屋が行ったことは何か? それは…
ドルの狼狽買いです!
米国だけでなく、世界各国が政策金利の引き上げ傾向にあります。そんな中で、日銀だけが未だに金融緩和とゼロ金利政策を続けている。
もはや、円はオワコンだ!
早く海外資産を、ドルを買うんだ!
間に合わなくなっても、知らんぞ!
まるで某戦闘民族の王子の如く、イキリ倒しています。
そして、何やかんやでドルの狼狽買い。とりあえず100万円ほどドルの購入に動きました。
現時点では、この判断に後悔していません。
長期的に見れば、いつかはもう少し円高傾向に戻るかもしれません。ですが直近で投資するには今のうちに多少はドルにしておいた方が得策と考えています。
とはいえ、ひたすら節約の節約を繰り返してようやく貯めた100万円。節約というより、もはやドケチなほどの節約にして貯めた100万円。
大事に使わなければいけません。
少なくとも、長期的にインカムだけでなくキャピタルの上昇も見込める銘柄への投資になるでしょう。となると、その銘柄は”DGRW”。君に決めた!
新たに銘柄を追加、”DGRW”で堅実な運用を
さて、節約に次ぐ節約、ドケチに次ぐドケチ生活でようやく貯めたなけなしの投資資金100万円。
これまではQYLD、XYLD、SDIVなど超高配当ETFへの投資を行っていました。しかし、高配当というには何かしらの理由があるものです。
とはいえ、現在のポートフォリオは主力がオプション取引ETFであるXYLD、QYLDとかなり攻めた内容に偏っています。
もしも、何がドカンッが来たら…
そう思うと居ても立っても居られません。そこで、この100万円はより堅実な運用を目指すべく、連続増配ETFへの積み立て投資を行うことにしました。
その銘柄は”DGRW”です。
連続増配ETFというと、有名所はVIG、SDYになるでしょう。これらは過去10年、または20年連続増配した銘柄で構成されるETFになります。
いわば、過去の実績から構成されるETFです。
その一方でDGRWは過去何年間連続で増配したかよりも、今後大きく増配が期待されるであろう銘柄に注目したETFになります。
いわば、将来への増配の期待感から構成されるETFです。
どれも共通することとして、現時点では低い配当利回りでも、将来的に高配当ETFとなることが期待できる点にあるでしょう。
実際、VIG、SDY、DGRWどれも着実に毎年増配傾向にあります。もっとも、コロナショック時はさすがに前年比減配しましたが…
いずれにしても、これらは決してXYLD、QYLD、SDIVのような攻めたETFではありません。
今は少ない配当金でも、将来にわたって着実に資産を築いていける。まともな資産といえるでしょう。
とりわけ、今は米国の政策金利引き上げに伴い、株価は減少傾向にあります。今がチャンス! しっかりと仕込むとしましょう。
このDGRWを毎月5万円ずつ積み立て投資していくことにします。
DGRWの詳しい内容については、また別の機会で紹介します。待っていていただけると、嬉しいです。
2021年第2四半期 あの日、この時、何してた?
続いて人気企画(?)である去年のこの時期、いったい何をしていたのか振り返ってみましょう。
この頃はコロナショックが終了して1年が経過したころになりますね。本格的にQYLDへの投資を始めた時期でもありました。
また、保有していた日本株をどんどん売却し、米国株への切り替えを始めた時期でした。
それでは、何をしていたのか振り返ってみましょう。
2021年4月13日(火)
じいさん遺産より、関西電力の株式がある。
会社として役員に不正な金の受給があること、東電に次いで原発を保有。今後の脱原発の足かせになりそう。
日銀の金融緩和の副作用の心配から、少しずつ売却することにする。売却が終わるまで、日本株の暴落が発生しないことを願う。
2021年4月30日(金)
ARCCを売却した。
もともと金融危機に弱いハイリスクな商品であること、購入時の利回りが8.4%と今一つなことがある。物価も上がり、利回り低下傾向にある。
ハイリスク商品ならば、利回り10%ぐらいはほしかった。
売却したドルと3月の配当金でQYLDを購入。
利回りが12%と魅力的。ただし、カバードコールオプションという全く理解できていない商品である。
それでもお金を稼ぐ力がない以上、ギャンブル性の高い商品に手を出さざるを得ない。投資ルールとして「配当金を使っての投資とする」を設定する。
現金での購入は絶対にしないこと。
来月以降もSJNKを月5万円ずつ積み立て購入していく。
SPYD、HDVも株価次第だが積み立て購入する。SPYDとHDVについては、6月頭までに投資総額150万円を目安に投資する。
(自主規制)運営がうまくいっていない。
クラウドワークスでの仕事に移行しようか悩んでいる。こちらの方が100円でも成果が出るのでモチベーションが保ちやすい。
場合によっては今年だけで(自主規制)は閉鎖するかもしれない。
2021年5月30日(日)
なんだかんだでSJNKを売却。
QYLDを購入することにした。とりあえず上限の投資額を100万円に設定し、月5万円を積み立てを始める。
副業がうまくいっていない今、資産収入を増やすために積極的にリスクを取っていかざるを得ない。とにかく大幅な下落局面が心配。
幸いにして、QYLDは値上がり益はのぞめない。ドルコストで購入額を平均化することが可能。
このまま買い続ける。
「配当管理」というアプリを導入した。
自分のポートフォリオや、年間の配当金がグラフで表示される。年間配当金が12万円を超えていた。
4年後には36万円を目指してがんばろう。
2022年第3四半期 資産運用の方針
元酒屋は老後資金に向けたつみたてNISAによるインデックス運用と、日々のキャッシュフロー増加を目指して米国高配当ETFによるアクティブ運用の両刀で資産運用を行っています。
これから米国市場は下落局面を迎え、同時に景気後退局面が来るかもしれない。
そう囁かれている中で、かなり攻めたポートフォリオになっています。ここでドカンッが発生したら、はたして含み損に耐えられるのか分かりません。
てなわけで、DGRWの積み立て投資を始めました。
基本的には現金を使って月5万円の積み立てを行います。他、保有しているETFの配当金も、DGRWの積み立て用に使ってしまう予定です。
ただし、配当金も含めての月5万円とします。
例えば、その月に2万円の配当金が入ったとしましょう。それをDGRWに再投資します。残り3万円を現金を使った投資を行うといった感じです。
目先の配当金は少なくなるかもしれません。ですが、少しは堅実な運用をして、将来もらえる配当金を重視していこうと思います。
他、VYM、HDV、SPYDの3ETFの株価はなかなかしぶとくがんばっていますね。
文句を言うとしたら、HDVでしょうか。あなたけっこう減配傾向にありますね。ひょっとして、あまり堅実なETFじゃないかもと疑ってしまいます。
とにかく、これらはしぶとく保有し続けるとします。
もしもドカンッが発生し、株価が大幅下落した時は、ナンピン買いをするとします。
その条件として、各銘柄の平均取得額から80%まで株価が下落した時にナンピン買いを実行します。金額は30万円ずつを考えています。
現状の米国高配当ETF御三家は、配当利回りは悪くありませんが積極的に買いに走る水準でもありません。
現在の直近1年間の配当利回りは、VYM:3.02%、HDV:3.13%、SPYD:3.88%。高配当というからには、せめて4%は欲しいところです。
とにもかくにも、高配当株投資はアクティブ投資。いかに良質な銘柄をいかにタイミングよく購入するかが肝になってきます。
こちらは日々のチェックはそこそこにしておくとします。いつ来るかわからないドカンッに備えて、現金を貯めこんでおきましょう。
2022年も後半戦に突入しました。
現在の職場はなかなか給料が上がることは望めません。しかし、諸事情あり今から転職するのはかなりの冒険であり、リスク許容度を越えています。
副業もイマイチ波に乗れずにいます。ならば、投資でなんとか収入アップを狙っていくしかありません。
これから景気後退局面が来ると囁かれています。
元酒屋が勤務している会社は、すでに不況のあおりを受けています。どこが戦後最大の好景気なのか?!
とにかく、残り半年の2022年。ドカンッが基本的に来ることなく平穏に過ごせることを願います。それでは、また次回をお楽しみに!
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