「弟子屈町」
「てしかがちょう」と読むそうです。全国どこでも何て読むのか分からない地名があります。北海道は特に多い印象です。
初めてふるさと納税を利用してみました。返礼品として、ズワイガニ1kgが届きました。カニ鍋として、美味しく食べさせてもらいました。
contents
ふるさと納税を利用してみよう!
ふるさと納税は2008年から実施された制度です。これまで制度の存在は知っていましたが、活用することはありませんでした。
寄付金額に応じて自己負担金2000円を超える金額については翌年の所得税・住民税を控除するというふれこみです。寄付先の自治体がその返礼として物が贈られるとのこと。
ようするに税金の前払い。そしてその分自分が住んでいる自治体の税収が減るということ。
こういっては何ですが、税収が増える勝ち組自治体と税収が減る負け組自治体があるということです。結果的に返礼品合戦となり、泉佐野市のような節操もない自治体が現れます。
ここまでいうと、「お前はふるさと納税に否定的なんだな」と思われるかもしれません。その通りです。あまりいい印象は持っていません。
それでも利用してみたのは、結局どういう制度か一度も利用していなかったからです。
資産運用を始めて今年で3年目になります。
ダイヤモンドザイはじめ、株取引の雑誌を見ていると時折ふるさと納税についての別冊付録がついてきます。制度の内容について、説明がされています。
制度内容は分かっていても、利用したことがない。利用してこそ、理解できることもある。そう考え、利用してみることにしました。
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以上、ここまで2020年11月下旬の思い出でした。引き続きその時点の行動が続きます。
自分の上限額を確認
すでに利用している方には言うまでもないことです。ふるさと納税の寄付といっても、無制限に出来るわけではありません。個人の所得に応じて寄付金の上限額が決まっています。
上限額を超えてしまうと、税金控除を受けることが出来ません。ただの寄付になってしまいます。上限額については総務省ホームページ他、あちこちのふるさと納税のサイトで確認できます。
ただここで問題が。どのサイトを確認しても給与収入300万円からの金額しか載っていません。
おいおいどういうことですか?年収200万の人間はダメだというのですか?
だがそんな心配も不要でした。ふるさと納税のサイトにはもう少し詳しく上限額を出せるシュミレーションが用意されている。それを活用してみましょう。
とここで問題が。サイトごとにシュミレーション結果が違ってきます。
「楽天ふるさとのうぜい」、「ふるなび」、「ふるさとチョイス」はじめ、様々なサイトがあります。そのどれもがシュミレーション結果が違ってくるのです。
おいおいどういうことですか?これでは正確な金額が分からないでしょう。
上限金額の幅が広い。15000円~25000円と何が正解なのか分かりません。とりあえず今回はふるさと納税を試しに活用してみることが目的です。上限金額15000円と考えてやってみましょう。
「今度、カニを食べに行きたい」
上限金額をとりあえず15000円と仮定しました。しかし、寄付先といってもどこにすればいいのやら。全国にふるさと納税制度を登録している自治体がいくらあるのやら。
こういう時は返礼品で決めてしまいます。まさに本来の趣旨から外れてしまった考えで利用しようとしています。
今回ばかりは、目をつぶってください…
さて、返礼品で寄付先を選ぶことに決定しました。返礼品は何がいいのやら検討していたところ、ふと思い出しました。
「今度、カニを食べに行きたい」
両親が言っていたことを思い出しました。返礼品でカニを送ってくれる自治体に寄付することに決定しました。
そして、冬といったら鍋!カニ鍋にして食べてみましょう!
さっそく、楽天市場で調べます。
「ふるさと納税 カニ 鍋」
カニを提供している自治体があちこちから出てきます。どこにしたものやら悩みます。ここで、決め手となる基準は何か?
それはカニの量です!
カニの内容量が多い自治体に寄付をしましょう。そんなこんなで寄付先は君に決めた!
到着する返礼品
寄付をしてから待つこと10日ほど。ついに届きました!
寄付先は北海道弟子屈町。
「てしかがちょう」と読むそうです。全国どこでも何て読むのか分からない地名があります。北海道は特に多い印象です。
そして返礼品は、「ズワイ蟹しゃぶ1kgセット 食べ方ガイド付き 約3~4人前」。なかなか魅力的な名前の返礼品です!早速、開けてみましょう!
ワォ!
美味しそうなカニがたくさん詰まっているよ!これは期待できそうです!今夜の食事はカニ鍋に決定だ!
カニを食べるときは無口になる
誰が言ったか言わないか、「カニを食べるときは無口になる」。それを実感しています。家族一同、食事中は無口でカニ鍋を食べました。
そんなカニ鍋はこちらです!
ワォ!
ほら!美味しそうなカニが詰まったカニ鍋が出来上がったよ!解凍作業に少々失敗してしまいましたが、次回気を付ければいいでしょう!
この時に使った出汁は、「モランボンかに鍋用スープ」。普通にスーパーで売っている鍋用スープです。市販のカニ鍋用スープを使うことが一番無難かな。
カニを食べるのは久しぶりです。家族一同、非常に楽しい食事になりそうです。では、いただきます!
美味い!
非常に美味い!
久しぶりのカニは美味い!両親ともども喜んでくれて何よりです。そして、しばらくたつと会話がなくなります。
誰が言ったか言わないか、「カニを食べるときは無口になる」。それを実感しました。何にせよ、美味しくいただくとしましょう。
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ごちそうさまでした!
ふるさと納税弟子屈町の返礼品「ズワイ蟹しゃぶ1kgセット」堪能しました。弟子屈町の方々、ありがとうございました。
ふるさと納税後の手続き
ふるさと納税の税制控除を受けるには、その後の手続きが必要です。手続きの方法は2つあります。
- ワンストップ特例制度
- 確定申告
通常は確定申告で手続きを済ませるそうです。ただその手続きを簡略化させるために、近年ワンストップ特例制度が始まりました。
寄付先の自治体から送付された書類を記入し、他に指定の本人確認証のコピーと一緒に返送する。これで来年度の住民税が自動的に控除される仕組みになっているそうです。
ところがこの制度を利用するにはいろいろと条件があるようです。
- 寄付先の自治体が5つ以内であること
- 医療費控除などの確定申告を行わないこと
他にも様々条件があります。正直わけが分かりません。困ったときはGoogle先生に聞くに限ります。
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なるほど。最終的には税理士youtuberの動画で理解しました。あれこれ説明がされていましたが、言いたいことはこれに尽きます。
- 何か確定申告の用があるなら、ワンストップ特例制度は使わない方がいい
- 確定申告で一緒に手続きをした方が、ひと手間で済む
内容としてはそう理解しました。自分はどうしたらいいのかと考えます。
自分は資産運用を行っています。その中で、米国株への投資を行っています。配当金にかかる税金を一部取り戻すため、外国税額控除を利用しようとしています。
つまり、確定申告の用があります。となると、ワンストップ特例制度は利用しない方がいいのでしょう。
確定申告…
ただのサラリーマンだった自分には、今年度初めて行います。正直、相談できる人がいません。どうするものやら不安が出てきます。
それでも手続きを行うのは来月から。それまでに自分なりに調べて勉強することにします。
初めてのふるさと納税、確かにお得かも
今回、ふるさと納税はどういう制度なのか体験してみるために利用しました。確かに、ただ税金を払うより、どこかに払ったうえで返礼品を貰う方がお得かもしれません。
それでも、気持ちとしてどうしても否定的な気分にもなります。この辺は自分の感情と上手く折り合いをつけていくしかないのでしょう。
何にせよ、利用してみて不満がでるものではありませんでした。寄付金上限金額のシュミレーションさえ正確に出てくれればパーフェクトだったでしょう。
一応総務省に要望として問い合わせておこうかな。
自治体によって、様々な返礼品が用意されています。他にもどんなものがあるのか、今後ちょいちょい調べてみようと思います。