絵柄買いならこれで決まり!おすすめ漫画3選!

漫画はかなり読んでいる方です。その中でも、ストーリーが気に入ったものはもちろん単行本でも買います。他に、自分の好みに合う絵だから買う。つまり絵柄買いの漫画も多くあります。

ここでは、これまで購入した絵柄買い漫画から、おすすめ漫画を3つ紹介しようと思います。ぜひ購入していただき、語り合いたい知人が欲しいです。

「絵柄買い」とは

絵柄買い」という買い方があると思います。もしくは「表紙買い」という言い方もあるかもしれません。その名の通り、絵を見て購入するか決める方法です。要するに、絵さえ自分の好みに合えばいいという買い方です。

本というのは新しく出版しても、最初に読んでもらうまでのハードルが非常に高いと聞きます。特にそれは新人作家に顕著に表れるそうです。

かつては「恋空」、「世界の中心で愛を叫ぶ」など、携帯小説が盛んな時期がありました。その流れが「小説家になろう」といった投稿サイトで現在も続いています。

当時以上に自分の作品を何かしらの形で発表できる場があるために、数多くの作品がインターネット上に発表されています。しかしながらそれは玉石混淆。どれがいいのか判断つきません。だからこそ、読者に注目されようとより奇抜なタイトル・内容にするのでしょう。

「小説家になろう」がいい例です。個人的にはタイトルが長すぎる(説明文)なのは読む気がおきません。しかしとにかく投降者数が多すぎる。まともなタイトルでは誰も読んではくれないのでしょう。だから、タイトルで全てを説明してしまう。奇抜な内容で注目を集めようとするのでしょう。

たとえ書籍化が決まったとしても、そのからは絵師ガチャなどというものも存在するようです。内容はアレでも、絵さえよければ読んでもらえる、買ってもらえる。それが「小説家になろう」の状態です。

通常の漫画にも同じことがいえると思います。Web漫画として、公開されている場が数多くあります。かつては雑誌という形態しかありませんでした。その為参入も難しく、連載が決まったら他の作家に連載枠を取られないよう、休むことも出来ないとか。

今はWebサイトで公開されている場が多くある。全てを読んでいる人などいるのでしょうか?私には無理です。そこで読むかどうか、最初の判断基準になるのが絵柄です。全ては絵柄が良くなければ、読む気は起きないということです。

漫画ファンの間では「進撃の巨人」がすこぶる好評のようです。読めば楽しいのかもしれません。ただ個人的には絵柄がどうしても受け付けず、途中で読むことを断念しました。



絵柄買いならこれで決まり!おすすめ漫画3選!

そんな私がおすすめする漫画を3つ紹介しようと思います。単に絵柄がいいだけではありません。絵柄良し、ストーリー良し。この2つを両立させた素晴らしい漫画です。

読んでない?

それはもったいない。これを機に、ぜひ一度は手に取ってみることをおすすめします。最初は絵柄買いでも、そのストーリーにハマっていくこと間違いなし!それでは、おすすめ漫画を紹介します。

おすすめ漫画その1「その着せ替え人形は恋をする」

  • 絵柄の可愛さ:〇
  • キャラクターの書き分け:〇
  • ストーリーの深さ:△

あらすじ

クラスのギャルと秘密の関係…?

いつも友人の輪の中心にいるギャル系美少女、「喜多川海夢」。クラスメートの「五条新菜」は、彼女を”別世界の人間”だと思っていた。

雛人形の頭師を目指す新菜が、放課後被服実習室で作業していると、そこに現れたのは…まさかの…!?

「あたしにコス衣装つくってくれないかな…!?」

二人のドキドキ山盛りコスプレ・スクールライフが始まる!!

(単行本1巻より転載)

最初に登場するのはヤングガンガンで連載中「その着せ替え人形は恋をする」です。現在単行本6巻まで発売しています。かわいい女の子が好き、でも、キャラクターが多すぎると推しのキャラが選べない。そんな人には最適の漫画です。

ボーイミーツガールものという、ラブコメの王道を行く作品です。ヒロイン「喜多川海夢(きたがわ まりん)」もクラスメイトの中では完璧な女の子と思われがちです。しかし実はコスプレ好き。私生活でも抜けている所があるという、完璧に見えて欠点もある。読者に好かれる王道ヒロインです。

主人公の「五条新菜(ごじょう わかな)」はナヨついた所があり、最初は読者を苛立たせるかもしれません。それでも喜多川の他、後々出てくるキャラクターと触れ合ううちに、少しずつ変わっていきます。主人公の成長が見て取れるところがポイントです。

基本的に主人公とヒロインの2人だけで話が進みます。たまに新キャラクターが話のトッピング程度に関わってくるぐらいです。コスプレという業界にスポットをあてているため、そこまで話は広がらないと思います。

現在2人は高校1年生。作中時間で3年生までやるのか、1年生で話を終わらせるのか定かではありません。お互い好きなんだけど、言い出せずにいる。こんな青春が送りたかったそこの君に、ぜひ読んでもらいたい作品です。

おすすめ漫画その2「まどろみバーメイド」

  • 絵柄の可愛さ:〇
  • キャラクターの書き分け:△
  • ストーリーの深さ:◎

あらすじ

都内に現れるという神出鬼没の屋台バー「衛星(サテライト)」を営む月川雪、老舗五つ星ホテル「エリシオンホテル東京」で働く伊吹騎帆、フレアバーテンディングの技術で客を沸かせる陽乃崎日代子。一つ屋根の下で共に暮らす彼女達バーメイド(女性バーテンダー)の物語。

月夜に現れては消える小さな灯り。屋台の女性バーテンダー、雪の作るカクテルは誰かの心に忘れられない味を残す。

続いて紹介するのは週刊漫画TIMESで連載中「まどろみバーメイド」です。現在単行本8巻まで発売しています。「かわいい」でなく「美しい」女性が好き。いろんな性格をした女性が見たい。それぞれ独自の魅力がある女性を見たい人におすすめします。

「バーメイド」とは「女性バーテンダー」を意味しています。主要キャラクター「月川雪(つきかわ ゆき)」、「伊吹騎帆(いぶき きほ)」、「陽乃崎日代子(ひのさき ひよこ)」の3人を中心に物語は進みます。バーテンダーである3人と、お店に訪れる客(ほぼ訳アリ)が織り成す人情漫画です。主人公は月川雪です。

例えて言うならば、初期のこち亀、また中・後期以降に挟まれる人情物語になります。

作中で描かれるカクテル作りや、酒そのものの知識が丁寧に描かれています。単行本にはたまにバーそのものの説明も加えられています。これを読んでしまうと、個人的に自宅でカクテル作りをしてしまいたくなります。(道具と初心者向け本を買ってしまった)

基本的には1話完結で進んでいました。ただ3巻あたりから話が広がっていきます。主人公「月川雪」はじめ、3人娘の過去も次第に暴かれてきます。それぞれ家族間で抱えている問題。どうして3人は同居しているのか。またお店に訪れる訳アリな客との関りを通して、各キャラクターが自分と向き合う姿が描かれています。

絵柄が美しいだけじゃない深いストーリー。家族・友人・職場の同僚など、人間関係を大切にしたい方にはぜひ読んでもらいたい漫画です。信州では放送されていませんでしたが、ドラマ化もされています。

ところで絵柄が美しい漫画として紹介しますが、それもそのはずです。作者である「早川パオ」はムフフな同人も手がけていたことがあったのです。他にもランジェリーのイメージイラストも手掛けたことがあります。興味がる方はぜひこちらもご覧ください(決してムフフな目的で見ているわけではない!)。

おすすめ漫画その3「野生のラスボスが現れた!」

  • 絵柄の可愛さ:◎
  • キャラクターの書き分け:◎
  • ストーリーの深さ:〇

あらすじ

時はミズガルズ暦2800年。かつて覇を唱え、世界を征服する寸前まで至った覇王がいた。名をルファス・マファール。“黒翼の覇王”と恐れられる女傑である。彼女はあまりに強く、あまりに速く、そしてあまりに美しく……。しかしルファスは、その猛威に立ち向かった勇者達に討たれ、その野望に終止符が打たれた。

――という設定のゲームのマイキャラ(♀)に、何故か憑依してしまった俺(♂)。これは周囲に必要以上に怯えられたり、元部下に必要以上に崇拝されたりしながら、ルファス(中身は俺♂)が異世界を旅するお話である。

(コミックアーススター公式サイトより転載)

最後に紹介するのはWeb漫画コミックアーススターで連載中「野生のラスボスが現れた!」です。現在単行本7巻まで発売しています。いろんなキャラクターが見たい。かわいいだけじゃない、かっこいい女の子が見たい人におすすめします。

原作は「小説家になろう」から来たものです。「小説家になろう」と聞いて、「どうせ主人公最強もの、チーレムものなんだろ!」と思われるかもしれません。侮ってはいけません!玉石混淆の小説家になろうですが、ちゃんと玉もあったのです。これは他のなろう作品とは違います!

主人公最強ものなのは認めますが、作中において「女神」によって弱体化されています。そして主人公は何故自分が呼び出されたのか、自分は一体誰なのか、「ルファス」の目的とは何なのか、「女神」は何がしたいのか。悩み・苦しみながら旅を続けます。

失った記憶を全て取り戻した時のルファス(主人公)は、はたしでどうなってしまうのか。今からワクワクが止まりません!

この手の漫画にありがちなのが、ひたすらキャラクターを登場させ、話を広げてしまうことにあります。終いにはストーリーに収拾がつかなくなってしまうこともあります。「インフィニット・ストラトス」がそれに当たるでしょう。キャラクターを登場させる、イベントが発生、主人公に惚れる。これを繰り返したために、収拾がつかなくなる。

この漫画はその心配はいりません。あくまで話を進めるのは主人公であり、「ルファス」です。かわいいだけじゃなく、かっこいい。近年では珍しい、正統派のバトル漫画でもあります。

先に紹介した2作品と違い、これは原作小説付きの漫画です。そして原作はすでに完結しています。つまり現在の進捗状況から、単行本何巻で完結するか予想できるというメリットがあります。これは電子書籍ではなく、本として購入している読者にとっては嬉しいことです。

決して貶すつもりはありませんが、「キングダム」のようなあと単行本何巻で完結するのか分からない漫画も数多くあります。あまり単行本数が多すぎると、本棚に置くスペースに困り果ててしまいます。

絵柄だけでは判断できない世界がある!

今の世の中は漫画であれ、ライトノベルであれ、数多くの作品が発表されています。あまりにも多すぎで、全ては把握することが出来ません。その為、売れっ子作家でない限り、最初に読んでもらうまでのハードルが高いと聞きます。

手に取ってもらう切っ掛けが「絵柄」という悲しき現実。偏見ではありますが、内容が良くても絵柄が良くなければ読者はつきません。絵柄が良くても、内容が良くなければ読者は定着しません。

今回紹介した3作品は絵柄だけではない、内容も抜群に優れている漫画を選抜しました。ぜひともいろんな人に読んでいただき、語り合える人に出会いたいものです。

皆さんも、絵柄良し・内容良しの作品があればぜひコメント欄に投降をお願いします。

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