お金に関する知識を身に付けよう!
最近、新しく資格(検定)の勉強を始めました。その名も「日商簿記3級」です。
30代後半に差し掛かっている今、今更ながら何をがんばっているのかと言われるかもしれません。実際、父親からは「それを学生の頃にやってほしかった」などとボヤかれています。
「35歳を過ぎて『もがいている人』は手遅れ」
別にいいじゃないか。確かに勉強して実際に役立つとも限りません。でも、少しでも経済的に豊かになれるように、できることはやっておこうと思います。
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日商簿記3級の勉強を始めました
初めて勉強する『簿記』。
そもそも、簿記って何ぞや?「釈迦に説法」というものになるかもしれませんが、少々前置きにお付き合いください。
『簿記』とは一体何ぞや?
そもそも簿記って一体何なのか?
検定試験を行っている日本商工会議所の公式サイトでは、次のような説明がされています。
簿記は、企業の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
この技能を身につけることで、企業の経営活動を会計の側面から理解することができ、投資判断や事業・経営のあり方を考えることができます。
企業の決算報告は全てこの簿記を基にして公表されています。
企業であれ、個人事業であれ、取引を帳簿によって記録します。1年ごとに帳簿を取りまとめ、企業の状況を整理していきます。
その結果、財務諸表なるものが完成するとのこと。企業の財政状態や経営成績などが明らかになります。
これらGAFAのような世界的企業はもちろんのこと、私の勤務先である従業員300人程度の中小企業でも必ず使用されているいわば共通言語のようなもの。
私が今回勉強しているのは日商簿記3級になります。
簿記検定を実施している日本商工会議所によると、3級で問われるレベルは次の通り。
業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。
この文面からわかる通り、3級は簿記の基本を学ぶ内容です。ところで、簿記には初級も存在します。
某インフルエンサー曰く「勉強する必要なし。内容がシンプル過ぎて、実務として役立つことはない。勉強するにしても、人気がなさ過ぎて優れた教材がない。」とのこと。
実際どうなのか、勉強を始めたばかりの元酒屋には判断つきません。
資格の勉強はお金も時間もかかるもの。ならば、最初から実務としても使えるように3級から勉強することにしました。
Youはどうして簿記の勉強をする?
さてはて、ここまでザックリと簿記の概要を把握してみたわけですが、元酒屋はどうして簿記の勉強を始めたのでしょうか?
仕事は製造業のライン工。簿記試験に合格したところで、それが今の自分の仕事に役立つわけではありません。資格は甲種危険物取扱者の勉強をしています。こちらは直接仕事に関係してくる資格です。
では、なぜ簿記の勉強を始めたのか? 理由は次の2つです。
- 株式投資に役立てたい
- 将来に向けて、仕事の幅を広げておきたい
まずは株式投資に関してです。
私は投資に関してはつみたてNISAと企業型DCで老後資金の確保、そして高配当ETFで日々のキャッシュフローの増加を目指しているスタイルです。
個別銘柄には投資していません。今後もする予定はありません。
元酒屋にはどうしても企業分析を手間と考え、自分が適切に分散投資ができるとは思えないからです。
投資するのは投資信託とETFのみ。個人的には銘柄選定も運用会社が行ってくれるので、手間が減る。圧倒的に楽だと考えています。
そんな私ですが、自分が投資しているファンドの状況を少しは読めるようにしたいと考えるようになりました。
これまで投資しているファンドは、基本的にそのファンドの概要や総資産額、利回り、経費率などしか見ていませんでした。
例えば、私の投資先の一つである『SDIV』では、こんな説明がされています。
世界の配当利回り上位100銘柄への投資を目指します。
手数料及び経費控除前の価格及び利回りという点について、ソラクティブ・グローバル・スーパーディビィデンド®・インデックスに連動する投資成果を目指します。
ポートフォリオ利回り向上のために、世界の配当利回り上位100銘柄に投資をします。
世界中の株式に投資を行うことにより、地政学エクスポージャーや金利エクスポージャーの多様化が可能となります。
これだけ見れば、銘柄選定の基準がわかりやすいですね。イメージとしては、『SPYD』の全世界株版といったところでしょうか。
SDIVについては過去記事でも紹介しています。そちらも気が向いたら、ぜひご覧ください。
リスクを取り過ぎてしまったか?!~SDIVに投資開始~しかし、最近になってふと疑問を抱くようになりました。はたして投資しているファンドの業績は大丈夫なのでしょうか?
当然のことながら、分配金を出すためには個別企業であれ、ファンドであれきちんとした利益を出していなければなりません。
投資信託、ETFもまた毎年業績発表をしています。(SDIVは運用報告書で公開)
誰が言ったか言わないか、「決算書は会社の通信簿」。
この決算書を通してお金を出資してくれた投資家や、お金を貸してくれた債権者など利害関係者にその会社の業績を報告しています。
多少なりとも決算書を読めるようになりたい。
投資先の状況を把握し、そのファンドに追加投資するか判断できるようになりたい。
そんな考えのもと、自分の株式投資に役立てるように簿記3級の勉強を始めました。
そして、もう一つの仕事の幅を広げたいということ。
現在の元酒屋の仕事は、製造業でライン工として働いています。つまり肉体労働系の仕事です。
これがなかなかの体力勝負な仕事です。
一応、日々個人的にウェイトトレーニング(自重)や、ランニングを行っています。極力筋肉の衰えの防止や、健康寿命の向上を考えてのことです。
それでも、やっぱり体力勝負な仕事です。今の仕事が定年まで働くことができるのか、不安も感じてしまいます。
そこで、事務方の仕事に回されても大丈夫なようにしたい。その思いから、簿記3級の勉強を始めました。
ただし、注意点もあります。
後述しますが、参考にしたブログ記事によると、簿記3級レベルはあくまでも個人事業主レベルの内容になります。
もし、サラリーマンの立場から簿記を勉強するのならば、簿記2級は必要とのこと。転職活動で履歴書に書けるのも簿記2級からとのこと。
私の場合は、工業簿記2級になるでしょうか。
ちなみに、簿記2級で求められるレベルは次の通り。
経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。
高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。
まあ、何というか…
とても難しそうな内容ですね…
とにもかくにも、まずは簿記3級の取得です。
世の中、資格に合格したけれど、実務として使い物にならない。合格のための勉強になってしまうことがあるものです。
そうはならない為に、身に付けた知識は定着するように日々使っていこうと思います。
決算書を読むだけでなく、少々手間ですが自分の家計簿というか資産管理を簿記を使って管理していくのもいいかもしれません。
こびと株さん、あなたは一体何者なの?!
ここで簿記を勉強するにあたって参考にしたブログを紹介します。その名も「こびと株.com」です。
こちらのブログでは、日々株式投資や副業・転職関連など、収入アップに役立つ記事を掲載しています。
このブログのテーマは「サラリーマンのためのキャッシュフローの分散・強化」とあります。
サラリーマンという安定した立場を活かし、会社からの給料以外にも収入を作り、困難を打破していこうという趣旨のお金に関する特化ブログです。
こびと株メンバーは収入について「4つの財布」と表現し、給与以外に月額20万の収入確保を目標に投資活動を行っているそうです。
ブログで紹介している「4つの財布」と、その目標金額は次の通り。
- 給与
- 配当(月額5万)
- 不動産(月額5万)
- 事業(月額10万)
なお、掲げている目標金額は2019年4月時点でほぼ達成しているとのこと。まったくもって、羨ましい限りです。本当に、羨ましい。
そんなこびと株記事で私が注目しているのが簿記関連(こびと株 簿記アーカイブ)です。こちらでは、簿記に関する様々な記事がまとめられています。
ところで、記事を掲載しているこびと株自身は簿記とはけっこうな付き合いとのこと。とある記事に自身のことをこう紹介しています。
- 簿記との出会いから、約15年
- モチベーションがあがるとき・あがらないときを乗り越えて
- 日商簿記1級を取得し
- 経理歴10年超
玉石混合のインターネット記事。
どこまで信用できるかわからない面もありますが、きちんと実績のある人が運営しているブログだということがわかります。
でも、本当かウソか簿記初心者の元酒屋には判断できません。今回は、おおいに参考にさせてもらったブログです。
私が最初に目にした記事は、「簿記の初心者がやってはいけない3つのこと」という記事です。こちらには初心者がありがちな失敗を紹介しています。
この記事では、簿記合格に向けて3つの重要ポイントを紹介しています。以下、ブログより引用します。
1.楽しみながら学ぶこと
簿記は楽しいです。
私は、大学3年生の頃に簿記に出会い、その技術の美しさ・面白さにどっぷりハマってしまいました。
感じ方は人それぞれだと思いますが、やはり簿記という技術はどうしようもなく美しく、そして楽しいのです。
財務諸表の作成は、プラモデルを作るのと変わりません。1つ1つのパーツを慎重に組み立てて、1つの作品を作っていくのです。
2.完璧主義を捨てる
楽しみながら学ぶことができれば、簿記3級・2級の合格は約束されたようなものだと思いますが、あと2つポイントを指摘しておきたいと思います。
まずは、完璧主義を捨てることです。
簿記の勉強が続かない人は、そろいもそろって完璧主義者です。分からないことが気になって次に進めないのです。
簿記の世界は奥が深いので、簿記1級合格レベルにならないと見えないこともたくさんあります。
簿記初心者は完璧主義を捨てましょう。
3.とにかく手を動かす
次に、とにかく手を動かすことです。
簿記は「習うより慣れろ」の世界です。アタマで考えるより、手で覚えることも多いです。
- テキストの通読をメインに学習する
- アタマの中だけで考えて解く
こういう学習は、まず失敗します。
だいじなのは
- テキストはそこそこに、問題集(特に過去問)をメインに学習する
- アタマの先ではなく、手を動かす
ことです。
頭の中だけでプラモデルを組み立てることはできません。必ず手を動かしましょう!
また、その記事ではおすすめの資格スクールも紹介されています。こびと株さん自身は、スクール利用を推奨しています。
スクール利用のメリットとして、突き詰めると次の2つだそうです。
- 正しい理解で学習を進められる(机上論の知識ではなく、実務に使えるレベルになる)
- 合格率がアップする
簿記3級は独学でも合格できる。ただ、受かりたいだけなら独学でも対応可能。
けれど、誤った理解のまま学習が進む恐れがあること。
合格したけど実務で使える理解度になっていない人が多いことから、初心者は資格スクールの利用をすすめています。
そして、具体的な資格スクールは「クレアール」とのこと。
クレアールを利用し、勉強開始
そんなこびと株さんがおすすめしているクレアール。申し込みをし、先月末から勉強を始めています。
設立されたのが1962年のこと。
50年以上にわたる指導の実績があります。
そんなクレアールでの学習スタイルは、インターネットで講義の動画を視聴するWeb通信講座になります。
PCやスマートフォンなどで、自分の都合に合わせていつでも何度でも映像講義を視聴することができます。
もし、インターネット環境が不安定だったりした場合でも、オプションDVDを追加することができます。Web配信と同じ内容です。
もし、目標月での検定試験に合格できなくても「検定目標月プラス1年間保証制度」なるものが存在します。
これは、目標の検定月から1年間はWeb講義が受講でき、さらにサポート体制も利用することができる制度です。
元酒屋の場合は6月試験合格を目標としています。
つまり、2023年6月までは同じ内容のWeb講義を追加料金なしで受講することができます。金銭的に余裕がない身としては、ありがたいサービスです。
こちらの通信講座ですが、公式サイトによるとクレアールの通信講座を受講している人は以下の人達。
- 社会人
- 忙しくて十分に学習時間を取れない人
- 通学スクールに通えない人
- 短期間で合格したい人
- スマホやタブレットを学習ツールとして活用したい人
- 費用をできるだけおさえたい人
まあ、何というか… 全ての項目が元酒屋に該当します。そもそも、居住地域に資格スクールなんてありませんし…
この資格スクールでは簿記の他に「税理士」、「行政書士」、「宅地建物取引士」など、12個の資格講座を開講しています。
「ITパスポート」なんて講座も開講していますね。
初級シスアド、基本情報技術者持ちの身としては、ITパスポートは国家資格とはいえ全く使い道のないムダ資格と思っています。
話が逸れましたが、簿記3級。元酒屋は「2022年6月目標3級パックWeb通信」を受講しています。
この講座は簿記学習が全く初めての人を対象にしています。
「そもそも簿記とは何か?」、そんなレベルから学んで、至る日常生活から企業経理でも活躍できるスキルを身に付けるためのキッカケを作ることができるそうです。
気になるお値段は通常価格14,800円のところ、1月割引価格で9,768円。
約1万円で一生使える知識が身に付けるのならば、コスパのいい自己投資だと思います。
まだ勉強を始めたばかりです。
『簿記との出会いから、約15年。モチベーションがあがるとき・あがらないときを乗り越えて、日商簿記1級を取得し経理歴10年超』
という、こびと株さんがおすすめしている資格スクールです。
特に根拠はありませんが、間違いないと考え、学習を進めていくとします。
簿記とは「お勉強」ではなく「パズルゲーム」?
こびと株さんおすすめの資格スクール「クレアール」に申し込み、勉強を始めてから半月ほど経過しました。
過去、自分が行っていた勉強とは勝手が違い、少々苦労しています。
そもそも、これは勉強なのだろうか…?
もちろん、これはこれで暗記しなければいけない項目があります。ただ、何というかいわゆる『お勉強』とは何かが違う…
現状の感覚としてはこんな感じ。
- 簿記という名の『パズルゲーム』を解いている
- 講義内容はゲームのルール説明
おおよそ勉強というものは基礎から理解し、少しずつ積み重ねていくものだと考えています。
最悪、丸暗記でもなんとかなる。
本当はダメだけど、勉強している危険物取扱者にしても、基本的には暗記で乗り切ることができます。教本を読み込むことで、ある程度問題を解くことができます。
しかし、簿記は違う。
こびと株さんの記事にもありましたが、教本の読み込みはほとんど意味がありません。
簿記の勉強はひたすら書き続けること。
講義で受けたルール説明を基に、パズルゲームの解答を書き続けます。これはルールをしっかりと頭に定着させるためのもとと考えています。
とにかく教本・問題の解答説明を読むことよりも、書いている時間の方がはるかに多い。
これは慣れの問題かもしれませんが、元酒屋の場合一つの単元の講義動画を視聴し、復習し、問題集を解いてみる。
これだけで2時間は軽く経過しています。
元酒屋だけかな? 簿記の勉強って、本当に時間がかかります。
元酒屋は、方眼紙(5mm)のルーズリーフを使っています。
方眼紙だったら縦横線が入っているので、仕訳帳やら何やら自分の勉強しやすい幅に書きやすいからです。
全部書いてしまったルーズリーフはファイルに閉じておきます。
では方眼紙ノートではなく、なぜルーズリーフなのか?
それは、ノートよりもルーズリーフの方が安かったから!
使っているB5サイズ90枚の方眼紙ルーズリーフはダイソーで購入したもの。誰もが知っている100円ショップの代表格です。
一方で、同サイズの方眼紙ノートも売ってはいましたが、ページ数が半分以下。
つまり、ルーズリーフの方がコスパがいいということです。
1回の勉強にそれなりな時間をかけてしまう簿記の勉強。苦労してますが、これも自分のためと考え、何とか乗り切ってみせます!
6月試験に向けてがんばろう!
現在、簿記3級試験に向けて勉強中。
試験日は6月12日(日)とすでに決まっていますね。
簿記2、3級についてはネット試験も実施されているので、ひょっとしたら4月後半ぐらいには受験しているかもしれませんね。
株式投資に役立てるため、仕事の幅を広げるために勉強を始めた日商簿記。
初めての内容で苦労していますが、何とががんばっています。
今年は最低限の目標として、「日商簿記3級」と「甲種危険物取扱者」の2つに合格すること。
甲種危険物は今月試験がありますが、簿記の勉強に時間を使いたいため、今回受験することは見送ります。
6月に簿記3級、10月に甲種危険物。
そして欲を言えば、来年の2月に日商簿記2級に合格するように勉強を続けていきます!
受験料も通信講座料金もそれなりの金額がかかっています。
勉強したことがムダにならないように、おおいに活用していくことにしましょう!
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