我が家の楽しみ
我が家では日曜日の夕食は一つの楽しみがあります。それは、「孤独のグルメ」を視聴しながら夕食を食べるということです。松重豊演じる井之頭五郎は両親にとっても非常に好評で、日曜日の夕食時の楽しみになっています。このドラマがあるか、ないかで食卓が変わります。おかげさまで日曜日は普段よりも明るい雰囲気の中で食事をすることが出来ます。
孤独のグルメとの出会い
私は孤独のグルメというドラマがあること自体知りませんでした。ある日一人で自宅で過ごしていた時、何か番組やっていないかなとテレビをつけたところ、たまたま放送していたものを見たことが知るきっかけとなりました。「ふらっとqusumi」のコーナーで原作漫画があることを知りました。こういう食べ歩き的な漫画、ドラマもあるんだなと思いました。
それからのことです。夕食時にこういう番組があることを両親に紹介しました。最初は「録画した大河ドラマが見たい」と渋っていた父ですが、まあいいからと無理やりチャンネルを変え視聴しました。そして両親共々これが大好評!「早く教えてくれよ」と言い出す始末。当時の私も知ったばかりだったんですけどね。
定着したルーティーン
その後はあっという間でした。日曜日は必ず孤独のグルメを見ながら食事をする習慣がついてしまいました。気になる店が登場したら、メモをとるほどまでにハマっていました。どうしてここまで両親の心をつかんでしまったのか。それぞれこんな理由がありました。
父にとっては、店で食べるまでの流れがいいとのことです。単なる食べ歩きではなく、仕事終えた後に店を探し、食べるから美味しいんだと言っていました。すでに父は会社を定年退職しているのですが、それまでは仕事を終えて赤提灯巡りをしていたのがとても楽しかったらしいです。それを思い出させてくれるドラマとのことです。他にも料理を食べたとき、ただ「美味い!」、「まいう~!」ですませてしまうバラエティ番組と違い、独特の表現で美味さを伝えるのが面白いと言っています。例えばシーズン8にこんなセリフが出てきました。
『あまりの美味さに脳内で春節の爆竹が破裂している』
これを聞いた瞬間、すっかり大笑いしてしまいました。「笑いすぎよ!」と、ひたすら父に突っ込みを入れました。
母は、主演の松重豊、原作者の久住昌行が本当に美味しそうに食べている姿が気に入ったみたいです。特に番組中の久住昌行の陽気な姿が好きみたいです。
さて、気になった店はメモをとると言いました。その中でも父が特に行ってみたい店が千葉県浦安市の「羅甸」です。ここの銀鱈の煮つけが食べてみたいとよく口にしています。今はコロナ禍で関東圏に行くのは憚れます。いつになるか分かりませんが、世の中が落ち着いたら両親に孤独のグルメ食事旅行へ連れて行こうと思います。