言うまでもなく、今年はどの業界も新型コロナの影響を受けた1年になりました。地域の行事も軒並み中止となり、ご近所付き合いがやや途絶えた感があります。
さて、行事が中止されたことで放置されてしまった物もあります。特に、食料品の管理は大切にしなきゃと思える出来事です。
地域の防火設備を一斉点検
新型コロナのおかげで、消防団活動にも支障をきたしています。今年はほとんどの訓練、行事が中止になってしまいました。寂しい限りです。それでも、有事に備えて最低限のことは行う必要があります。
この日は地域中の消火栓を点検しました。消火栓は正常に水が出るか。ホースに穴等、痛みはないか確認します。どれも火災が発生した時に、迅速な消火が出来るように必要なことです。
消火ホースはおよそ10年を目安にして交換します。なかにはほとんど使用されないまま交換するホースもありますが、使用していなくても痛むものです。
ホースの購入費用は地区が負担します。一応、役場からも補助金は出してもらえるのですが、それでも高い買い物です。地区の予算も限りがある。ガチで使用不可能なホースから少しずつ交換していくしかありません。
消火栓・消火ボックスを点検した結果、今年は6本のホースを交換します。古いホースは廃棄します。どれもよくここまで使ったものだと年季の入ったホースです。お疲れ様でした。
食品の保存に注意!これ食べちゃいけないやつだ…
続いて、人員を限定させて詰所大掃除を行いました。今年はほとんど集まる機会がなかったので、掃除そのものはすぐに終わりました。
消防団詰所には、わりといろいろな食料品が置いてあります。どれも有事の際、詰所待機命令が出た時のための軽食用です。
当然のことながら、どれも賞味期限(消費期限)があります。古いものは訓練後の慰労会等で消費していきます。しかし、今年はその訓練が軒並み中止になってしまった。つまり、詰所の食料は放置されたままとなっています。
肝心なのは、賞味期限切れの食料品の処分です。賞味期限が切れたからといって、食べることが出来ないわけではない。それぞれ団員が自宅に持ち帰ります。
今回はカップ麺3つをもらうことが出来ました。早速、自宅で食べましょう。
Σ(・□・;)
Σ(・□・;)
これ絶対に食べちゃいけないやつだ…
賞味期限は2019年7月7日。乾燥した保存食品だし、これぐらい大丈夫だろうと思い持ち帰りました。ここまでの状態になっていたのは初めてです。本当なら今年の4月頃に詰所で消費するはずでした。
夏場の車庫で1夏を過ごしたカップ麵は散々な状態になってしまった…流石に今回は食べるのはよしておきます。もったいないオバケが出ませんように…
それでも詰所の大掃除は終了しました。傷めてしまった食料はあったものの、備蓄品の準備は完了しています。有事の際、対応できる体制は整いました。
2021年は、少しは世の中が落ち着いていることを願います。