写真についてどう考えていますか?
写真を撮るときは、スマホカメラかデジカメを使うと思います。私も普段はスマホカメラを使っています。でも旅行に限って、使い捨てカメラ(写ルンです)を使います。
これはデジカメにはない楽しみ方があると思います。
私には夢があります。それは世代を超えて実行していきたい、壮大な夢です。実現した時には、後の世代にとってまるでタイムマシンのような感覚になるのではと思います。
contents
写真を撮る目的は何か
写真を撮る行為は、記録を残す行為です。
今あるその状態を、写真という絵にして記録に残す。一体何の言葉だったか「今日という日は二度とこない」だそうです。まさにその言葉の通りだと思います。
写真はもう二度とこないその瞬間を記録に残します。七五三のお祝い写真であれ、学校の入学式の写真、成人式での写真。人生のイベントはもちろんのこと、日常生活でも何となく気に入ったから写真を撮る何てこともあります。インスタグラムがまさにその典型例です。
通信販売会社「ジャパネットたかた」の創業者である高田明氏はツイッターでこんな発信をしています。
私は、今の仕事に入る前はカメラ店を経営してました。
そこで、小さなお子さんの成長記録を残す上で大事なことは、撮影時に必ずお父さん、お母さんも一緒にが大事。
何故?
成長したお子さんにとって、自分の小さい頃の姿より若かりし頃の親の姿に感動するからです。
私の経験。
全面的に同意します。
記録に残した写真は、撮った直後に見返しても特に何の感想も浮かばないかもしれません。しかし10年後、20年後と時間が経った時に見返してみたらどんな感想を抱くでしょうか。
自分の家族や友人の若い姿を見て、どう思いますか。今はなくなっている建物、街並みなどが記録に残っているかもしれません。
「あの時はこうだったな」。「そんなバカもやってたよ」。
まるでタイムマシンのように思い出します。
親族で集まる機会があります。たまには顔を合わせなければ、次第に疎遠になっていくだけです。その時々の写真があれば、話のネタに尽きることはありません。思い出話で親族同士の交流が図れます。今後も大切にしたい時間です。
場所を取らないデジタル保存、でもその後の扱いは…
今ではほとんどの人が写真といえばスマホカメラを使うと思います。私もスマホカメラを主に使います。何度でも撮り直しが出来ます。容量がある限り、何枚でも撮ることが出来ます。スマホでも、写真加工はお手の物。
では撮った後のデータはどうするのか。私の場合は、ほとんどパソコンに保存したまま見返すことがありません。印刷(現像)することも滅多にありません。最近になってデジタル断捨離を始め、ようやく見返す程度です。(2021年1月19日:デジタル断捨離開始!でも、ついつい思い出に浸る…)
デジタルデータで保存することのメリットは、とにかく場所を取らないことにあります。現像した写真は、アルバムか何かで保管する必要があります。実物としてある以上、部屋に物を置くことになります。物が増えれば、部屋が圧迫される。それだけ生活空間が狭くなる。
ではデジタルデータ保存のデメリットは何か。保存したままほったらかしになりがちなことだと考えています。いつか見返すだろうと保存しても実物として存在していない為、結局何もせずに放置したままになってしまいます。
デジタルデータは場所を取らない。デジカメは取り直し可能、容量がある限り何枚でも撮影可能。それだけ余計な物まで撮影してしまい、パソコン容量を圧迫してしまいます。その結果がデジタル断捨離をすることになりました。
アナログカメラならではの楽しみ方
写真撮影はスマホカメラを使っています。しかし旅行に関しては使い捨てカメラ(写ルンです)も使います。せっかく写真撮影をしても、放置しがちになるのを避けるためです。
とはいえ旅行に使い捨てカメラを使うようになったのは、ここ3年ぐらいのこと。「たまにはアナログカメラも使ってみるか」とその時の気まぐれで使ってみました。
これが、大当たり。
言うまでもなく、アナログカメラは取り直しがききません。写真加工も出来ません。どんなふうに撮影できているかは現像しなければ分かりません。これが旅行の楽しみに繋がりました。
その場で確認が出来ないので、嫌でも現像する必要があります。旅行から帰ってきた後のお楽しみです。写真がその場で確認出来る、撮影したままデータを放置してしまいがちなデジカメでは味わえないことです。
今後も旅行では使い捨てカメラを使います。実物としてアルバムに保存する以上、確かに部屋の場所を取ってしまいます。それでもただ放置されたままのデジタルデータと違い、部屋を整理するたびに見返す機会が生まれます。
10年、20年とたてば、こういう所にも行ったなと一つの思い出になると思います。
I Have a Dream ~世代を超えて実現したいこと~
使い捨てカメラを使ったことで、一つの夢が出来ました。それは世代を超えて実行していきたい、壮大な夢です。実現した時には、後の世代にとってまるでタイムマシンのような感覚になるのではと思います。
厳島神社にて(平成何年だったかな?)
これは当時小学生だったころに家族旅行で厳島神社へ行った時の写真です。親、兄姉、私、みんな若い。海の鳥居を背景にして、みんな揃っての家族写真です。平成何年の頃だったかは、ちょっと忘れてしまいました。
厳島神社にて(平成31年4月30日)
それから約20余年後。バイクツーリングで広島に行きました。フェリーで宮島へ行き、再び厳島神社を訪れました。一人旅ですが、この時も鳥居を背景に写真を撮りました。平成31年4月30日のことです。平成最終日となる日、厳島神社へ行きました。
この時、ふと頭に思い浮かびました。人生の夢が出来た瞬間です。こういうことを今後も続けたいと思います。世代を超えて、実行していきたい夢です。
海外の写真でたまに見かけます。子供のころに撮った写真。大人になり全く同じ場所、同じ人物、同じポーズで写真を撮ります。その人物が成長した記録です。こういうことをやってみたいのです。
最初は私が小学生の頃、家族旅行での写真から始まります。続いて成人となった私が同じ場所、同じ背景で写真を撮りました。私もずいぶん年を取ったものです。
では、次はどんな写真を撮ることになるのだろうか?
年齢を重ねた両親を連れた写真になるのだろうか?
私ともう一人相方を連れた写真になるのだろうか?
その時、誰がどんな姿で写真に記録されているのだろうか?
その写真をアルバムに保存することで、いわば家計図のような物を作りたいと考えています。
今ある写真は2枚だけ。これから写真は増えていきます。その時代に誰が生きていたのか、その記録を残すことになります。もしこの先も続けることが出来たら、自分より後の世代は何を思うのか。高田明氏は、ツイッターで発信しました。
「成長したお子さんにとって、自分の小さい頃の姿より若かりし頃の親の姿に感動するからです」
そんな風に思ってくれたら、これ以上にない嬉しさがあります。写真を撮り、記録に残す。私にとって、一つの人生の夢です。世代を超えて、実行していきたい試みです。
唯一の問題は、私に未だ相方がいないこと。家系が続かないことには何もかも始まりません。
婚活、やってみるか…